ポルシェ純正スピードラインのリム交換オフセット変更&シルバー塗装
今回は、数年前に当社でバレル研磨にてディスクをポリッシュへカスタムリメイクさせていただいた物の再入庫で、ディスクをシルバー塗装へ戻すのと同時に、リアをリム交換で太さはそのままオフセットを変更したい、と言うご希望で、愛知県よりご依頼いただきました。
ディスクのバレル研磨でのポリッシュ加工は手間も時間も費用もかかる作業なので、シルバー塗装に戻すのがちょっと勿体ない気もしますが。
リム交換はリア用だけで、太さは変更無く10.0jのままで、オフセットを現状の+61から-3へ移動させます。
リア用の現状が、アウターリム1.75インチ+インナーリム8.25インチでの10.0jオフセット+61になっており、これをアウターリム4.25インチ+インナーリム5.75インチでの10.0jオフセット-3(-2.5)に変更します。
リバレルリムは通常は0.5刻みですが、ヨーロッパリムは0.25/0.75刻みがあり、ポルシェ純正スピードライン3Pホイールのほとんどが、純正でリムは0.25/0.75刻みが多く、今回もそうでしたので、それに対応すべく0.25/0.75刻みのヨーロッパリムにしました。
リバレルリムは早い時も1ヵ月程、遅ければ2ヵ月、それ以上かかる事も多々ありますが、今回は比較的早めで1ヵ月半程で入荷しました。
アウターリム4.25インチ
インナーリム5.75インチ
アウターリムはバフ磨きの状態で入荷しますので、そのままでもOKですが、バフ目や擦れ跡等はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。
ロゴ文字と変更後のサイズ表記をエッヂング加工で彫刻します。
ポルシェスピードライン純正ホイールは、これが出来なければ意味がありません。
クリアー塗装はもちろんパウダーコートクリアーです。
インナーリムは脱脂洗浄後にシルバーをパウダーコートです。
ディスクは、クリアー塗装を剥離し、バレル粗研磨で下地を整えてから、シルバーをパウダーコートです。
焼付けてシルバーを硬化させ、クリアーをオーバーコートです。
ピアスボルトも塗装を剥離し、ブラスト研磨後にシルバーをパウダーコートです。
最後に組付けをして完成となります。