ビルボリバージュ14インチをブラッシュド+色分けキャンディー塗装
40年前のホイールで、いつかの段階でカスタムリメイクされていて、それも色褪せが目立ってきたため、リフレッシュを兼ねてブラッシュド+キャンディーでカスタムリメイクご希望で、神奈川県よりご依頼いただきました。
仕上げイメージは、インナーリムとウインドウ(スポーク間)はブラック、スポーク表面はブラッシュド+キャンディーゴールド、リムはブラッシュド+キャンディーレッドにします。
まずは元の塗装を剥離し、ブラスト研磨で素地を整えます。
インナーとウインドウの黒を先に塗装しますので、一旦ブラックでパウダーコートします。
焼き付けてブラックを硬化させます。
次にスポーク天面を決めていきますので、スポーク天面のブラックを剥ぎ落しながらブラッシュドに加工をします。
スポーク天面はキャンディーゴールドにするので、余計な部分になるべく電着しないようにスポーク天面重点にキャンディーゴールドをパウダーコートします。
ブラックの面にもかるくキャンディーゴールドが電着していますが、キャンディーは当然ですが透過性があり、尚且つブラックより薄いので、ブラック+キャンディーゴールドとなっても、ブラックはほぼゴールドの影響は受けません。
焼き付けてキャンディーゴールドを硬化させます。
次にホイール側面とアウターリムのブラックを剥ぎ落しながらブラッシュドに加工をします。
リムとホイール側面はキャンディーレッドにするので、キャンディーレッドをパウダーコートします。
この時、ブラックも面もスポーク表面のキャンディーゴールドの面にもキャンディーレッドが電着しますが、ブラックの面はキャンディーゴールドの時と同様ほぼキャンディーレッドの影響は受けませんが、スポーク表面のキャンディーゴールドの面はまともに影響を受けるので、キャンディーレッド電着後に、スポーク表面のキャンディーレッドを吸い取ったり拭き取ったりします。
焼き付けてキャンディーレッド硬化させます。
最後にクリアーを丸塗ります。
もう一度焼き付けて、全行程で4コートからなるパウダーコート色分け完成です。