ワークエクイップ17インチホイールをワイン系イリュージョン塗装
特に酷い痛みはありませんが、リフレッシュを兼ねてディスクをホワイトからワイン系メタリックへ色変えカスタム塗装ご希望で、埼玉県よりご依頼いただきました。
アウターリムの作業画像ありませんが、鏡面ポリッシュにします。
回転研磨後にバフ磨きでポリッシュに、ここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目の無い鏡面ポリッシュにします。
ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。
判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、となります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで解消出来ますが、濁ってきたらメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので酸化白濁りはしませんが、クリアー塗装無しの状態に比べると2割り程輝きが引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、白ミミズ錆となります。
白ミミズ錆びは、素地を磨かなければ除去出来ませんので、DIYではどうにもなりません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回は、鏡面の輝き重視でクリアー塗装無しを選択されましたので、アウターリムはこれ完成です。
インナーリムはシルバーに塗装しますので、回転研磨で素地を整えてから、シルバーをパウダーコートします。
ディスク、センターキャップ、ピアスボルトはイリュージョンチェリーにします。
元の塗装を剥離し、ブラスト研磨で素地を整えます。
1コート目にイリュージョンチェリーのベースカラーをパウダーコートします。
焼き付けて一旦硬化させます。
この段階ではまだイリュージョンチェリー本来の色合いではありません。
2コート目にイリュージョンカラー専用のクリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けると、クリアーとベースコートが反応し、イリュージョンチェリー本来の色に変色します。
センターキャップのエンブレムは、ブラストで剥離をし、一旦黒に塗装をしてから表面をブラッシュドに加工をします。
エンブレムはワイン系キャンディーご希望でしたので、カッパーローズと言うキャンディーをパウダーコートします。
これで全ての部位完了し、組付けをして完成となります。