BBS RS 17インチをフルポリッシュ加工&リム交換で18インチ化
バレル研磨でのフルポリッシュ加工と併せて、17→18インチのダブルステップリムへ交換で、現状17インチから18インチ化ご希望で、北海道よりご依頼いただかいました。
リバレルリムは、早い時で入荷まで1.5ヵ月程、遅い時で3ヵ月程、在庫無しの場合は3ヵ月以上、未定と言う場合も多々ありますので、先にリムを発注し、入荷までの間に他の作業を進めておきます。
今回ディスクはバレル研磨でのポリッシュ加工なので、ディスクのポリッシュ加工を進めます。
元の塗装を剥離、ブラスト研磨後に、エアーツールを使いながら下地研磨を行います。
ポリッシュ加工はバレル研磨にかける前のこの下地研磨作業が一番重要になり、仕上がりに直結します。
下地研磨後にバレル粗研磨を掛けます。
最後にバレル仕上げ研磨にかけます。
最初の下地研磨がきっちり施されていれば、各工程1発でここまで光ります。
ワッフルプレートも同時に進めています。
メッシュの間は下地研磨は施しておりませんが、元々素地が良いので、メッシュの間も違和感ないレベルで光ってくれます。
6角キャップも同じくポリッシュ加工にしています。
ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。
判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー塗装有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜(クリアー膜)が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割程輝きが引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白ミミズ錆となります。
白ミミズ錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回はクリアー塗装有りご希望なので、クリアーをパウダーコートします。
ピアスボルトは再メッキ加工をしました。
ピアスボルトの再メッキ加工は、必ずしも綺麗に仕上がる訳ではありませんので、詳しくは「ピアスボルトの再クロームメッキ加工の仕上がりについて」にてご確認下さい。
当社では再メッキ加工をしたピアスボルトに関しては、以降の腐食防止として、パウダーコートクリアー塗装で保護するようにしています。
先に発注をしていたリバレルリムですが、今回は約3ヵ月程で入荷しました。
インナーリムはブラックご希望なので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。
リバレルリムのアウターはバフ磨きの状態で入荷しますので、そのままでも良いと言えば良いのですが、多少バフ目や擦れ等ありますので、自社にて磨き直しをし綺麗な鏡面ポリッシュにします。
リムもクリアー有無は任意で選択していただきますが、リムはクリアー無しを選択されました。
後は組付けて完成となります。
リムはクリアー無しなので、まさに鏡面です。