トミーカイラ17インチをパールホワイト系塗装+リム交換リバレル
あまり見ないので珍しいホイールなのかな?と思います。
今回は、ディスクをシルバーからパールホワイト系へ色変え塗装と併せて、リム交換リバレルご希望で、東京都よりご依頼いただきました。
リバレルリムの納期は、1.5ヵ月〜3ヵ月程、もしくは部材在庫無しの時は納期未定と言う時もありますが、今回は約2ヵ月程で入荷しました。
インナーリムの画像がありませんが、アウターリムもインナーリムも両方交換です。
リバレルリムのアウターはバフ磨きの状態で入荷するので、そのままでも使えますが、バフ目や擦れ跡は多少はあるので、自社で磨き直して綺麗な鏡面ポリッシュにします。
ポリッシュ肌に対してのクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。
判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜(クリアー膜)が無いので、酸化により徐々に白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで復活はしますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、クリアー塗装無しの状態に比べると、2割り程輝き感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白ミミズ錆となります。
白ミミズ錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去出来ませんので、DIYでは処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回はクリアー塗装有りご希望でしたので、クリアーをパウダーコートします。
インナーリムはブラックご希望なので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。
ディスクはシルバーからホワイトパール系へ色替えするので、元の塗装を剥離、ブラスト研磨後にバレル粗研磨にかけ、下地を整えます。
センターキャップも同じくです。
ホワイトパール系は、ホワイトパールとして一般的なホワイトパールスパークルを使います。
焼き付けて硬化後に、ディスク外周ピアスボルトの面を切削肌にし、最後にクリアーをオーバーコートします。
最後に組付けをして完成です。
センターキャップのロゴの掘りは、ガンメタにしています。