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BBS LM 18インチホイールをポリッシュ/ブラッシュドへカスタム

2024年8月24日
BBS LMの18インチホイールです。

リムはインナーブラック/アウター鏡面ポリッシュ、ディスクはメッシュ内ポリッシュ/天面ブラッシュドへカスタムリメイクご希望で、福岡県よりご依頼いただきました。

入庫時画像がありませんが、メーカー純正のDS-SLDです。

リムの作業の画像も残しておりませんでしたが、元の塗装を剥離、回転研磨で塗装前の下地を作ります。

インナーはブラックにするので、まずはブラックでパウダーコートします。

焼き付けてブラック硬化後にアウターを磨きます。

回転研磨→バフ磨き後にさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目や磨き目の無い鏡面ポリッシュにします。


ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択となります。

鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜(クリアー膜)が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割程輝き感が引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。

白錆は、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回は、鏡面感重視でクリアー塗装無しご希望です。


ディスクは、ポリッシュ/ブラッシュドにします。

ブラッシュドはウインドウ(メッシュ間)もブラッシュドにする3Dと、ウインドウはブラッシュド以外の処理にする2Dとがあり、両者で見栄えも費用も変わってきます。

どちらが良い悪いでは無く、どう見せたいかとご予算との兼ね合いで決めていきます。

今回は、ウインドウはバレル(ポリッシュ)、天面はブラッシュドのバレル2Dブラッシュドになりました。

順番としてはウインドウのポリッシュ加工を先に仕上げます。

元の塗装を剥離、ブラスト研磨で素地を整えます。

最後にバレル研磨にかけポリッシュになりますが、バレル研磨に掛ける前に、下地研磨を施してバレル研磨に掛けると鏡面ポリッシュに、下地研磨をせずにバレル研磨に掛けると、素地が残りつつの鈍めポリッシュになります。

ブラッシュドがメインのウインドウポリッシュであれば、下地研磨をせずにバレル研磨にかけ鈍めポリッシュでも十分かと思いますが、今回は鏡面ご希望でしたので、下地研磨を施してからバレル研磨にかけます。

その後に天面をブラッシュド加工します。





トップコートはキャンディー系も似合いますが今回はクリアーご希望なので、クリアーをパウダーコートします。



組付けて完成です。

ピアスボルトは元のクロームにキャンディーゴールド上塗りでゴールドメッキ調にしています。