希少ホイール無限M7をダイヤモンドカットO/H+リム交換リバレル
今回はフルO/H(オーバーホール)と同時にリム交換リバレルご希望で、新潟県よりご依頼いただきました。
リバレルリムは入荷までに2〜3ヶ月程かかるので、先に発注を済ませ、入荷までに出来る作業を進めておきます。
今回リムはアウターもインナーも交換なので、ディスクの作業を進めていきます。
元の塗装(クリアー)を剥離、ブラスト処理します。
この時、スポークのロゴプレートは外しますが、これが中々難儀します。
スポーク間はオリジナルはマシニング処理されていますが、修理ではマシニングは出来ませんので、今回スポーク間はシルバーに塗装になりました。
一旦シルバーでパウダーコートします。
焼き付けてシルバーを硬化させます。
ディスクの表面はオリジナルは旋盤切削ポリッシュのダイヤモンドカットで、ダイヤモンドカット加工は費用高いですが、今回はオリジナルと同じくダイヤモンドカットご希望です。
表面ダイヤモンドカット加工後にクリアーを丸塗りです。
ディスク完成したところでリバレルリムの入荷です。
オリジナルのリムは、アウターとインナーが一体の2Pリムですが、リバレルする事によりアウターとインナーが別々の3Pとなります。
ピアスボルトの本数が多ければ、そのまま3Pとして組付けでも良いかもしれませんが、元々が一体の2Pリムなので、念のためと言う事でアウターとインナーを溶接し、実質的に2Pリムと同じにします。
リムの溶接は専用の自動溶接機で行うので、溶接跡は均一で綺麗です。
インナーはシルバーにするので、まずはシルバーでパウダーコートします。
焼き付けてシルバー硬化後に、アウターを鏡面ポリッシュにします。
クリアーはインナーも含めて丸ごとパウダーコートです。
最後に組付けをしますが、2Pリムから3Pリムになる事で、元々のピアスボルトでは長さが足りなくなりますので、3P用のロングピアスに交換になります。