他店粗悪修理のリフレッシュを兼ねてブラッシュド加工&パウダークリアー塗装
ポリッシュ特有の白ミミズ錆びです
ポリッシュホイールは表面を守る膜がクリアー層のみですので
耐候性が弱く、すぐにこうなります
このホイール
これだけなら、通常通りの修理で特に問題はありませんが
これだけではないんです
他店修理歴ありで、しかも相当な粗悪修理歴でした
まず
よくあるインナーリムのクラック修理跡
タイヤとの接地面はグラインダーで削りっぱなしなので
それをごまかす為のコーキング
いたるところに削られた跡があり、リム高さも凸凹
かなり削ったのでしょう
ぺらっぺら薄くなり、プラスチックハンマーで軽く叩いただけで
フニャと曲がるほど、強度が無くなっています
本来ここまでの粗悪品は当社では、再修理はお断りしますが
実用強度は全く無い事、インナーに関しては元には戻らない事、
などをご説明し、完全ノークレームでの作業でお受けいたしました
いざ手をかけると、いい加減には出来ません
表面デザイン面の仕上げはお任せコースで作業しました
古いクリアー層を完全剥離し
スポーク表面はブラッシュド
スポーク側面はショット仕上げにしました
センターキャップも合わせブラッシュドです
このままでは、切削ラインに汚れが溜まるので
クリアー塗装をしますが、ポリッシュを長く持続させる為に
パウダーコートでのクリアーにしました
パウダークリアーを乗せた状態は白の粉です
これを180度×20分ほど焼くと
肉持ち感たっぷりのモッチリクリアーになります
込みこんで完成です
元々のダイヤモンドカットポリッシュと、あまり変わらないとか
言わないで下さいよ ブラッシュドですので