カールソン1/16クロームエディション メッキ剥がれ修理でハイパーシルバーに色変え塗装
メーカーでの名称はカラー名にクロームが入っていますが、実際はクロームメッキではなくスパッタリングメッキです。
クロームメッキもスパッタリングメッキも同じですが、メッキ系は弱いので、比較的早期に剥がれてくる事が多いです。今回も新品購入から数か月で剥がれてきて、その時はクレーム交換していただけだそうです。
が、結局同じ事ですので、同じく早期に剥がれてきたので、もうメッキは諦めてハイパーシルバー塗装へ色変えご希望で熊本県からご依頼いただきました。
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まずは剥離をします。
クロームメッキは、銅メッキ+ニッケルメッキ+クロームメッキの全て金属膜からなるメッキなので、電解剥離という専用の方法での剥離になりますが、スパッタリングメッキはどちらと言うと塗装の部類ですので、塗装剥離と同じく普通に剥離出来ます。
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ハイパーシルバー塗装に入ります。
ハイパーブラックはベースがブラックの暗めに、ハイパーシルバーはベースがグレーの明るめになります。
今回はハイパーシルバーご希望ですので、まずはベースのグレーをパウダーコート塗装します。
若干暗めと言う事でしたので、やや暗めのグレーにします。
焼付けてグレー硬化後に、足付け研磨を経て、専用プライマーをウレタン塗装します。
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この上にベースのグレーを透かしながら銀膜をのせていきます。
ハイパー塗装の銀幕は薄く何回にも分けて塗装していきます。
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最終トップは硬質タイプのウレタン塗装クリアー塗装で完成です
クリアー塗装後の完成画像忘れましたが・・・。
究極の耐久性を求めるのであればパウダーコートフィニッシュにするのがベストですが、今回はウレタン塗装でのハイパーシルバーご希望でしたので、パウダーコートベースからのウレタン塗装仕上げになりました。