RAYS A/X STYLE-CD 腐食修理パウダーコート塗装
2002年に発売されていたホイールですのでもう11年前のホイールです
切削ポリッシュ(ダイヤモンドカット)タイプ特有の白サビです
このホイールは、構造は2ピースですが、リムとディスクが溶接で
接合されているタイプで、実際は1ピースと同じです。
本来1ピースはそもそもリムとディスクの継ぎ目なんかはありませんが
このタイプは事実上1ピースと同じなのに、継ぎ目のある、何とも作業を
しずらいタイプです。
このようなタイプは出来る作業が限られますので、今回は唯一このタイプで
出来る仕上げと言っても過言ではない単色丸塗りで仕上げます。
いつものようにまずは剥離からサンドブラスト処理です
ここでも、リムとディスクの隙間にサンドブラストのメディアが刺さり込み
除去するのに一苦労です
側面とインナーは研磨します
最後にもう一手間追加でバレル荒研磨です
まずは1コート目、パウダーコートのミラークローム
一旦焼き付け、一昼夜置き、2コート目にクリアーをパウダーコートし完成です。
ダミーのピアスボルトは再使用できました。
ミラークロームですが、カラー名からクロームメッキを想像しますが、
クリアーコート無しのミラークローム1コート仕上げですと正にそのような
イメージで仕上がりますが、そのままですと耐薬品性、耐擦性などが弱く
実質使えませんので、クリアーコートが必要になります。
クリアーコートをすると、ご覧の仕上がりのように、メッキっぽさは無くなり
ハイパーシルバーをパウダーコートで表現したような色味になります。