200系ハイエース純正ホイール バレル研磨にてミラーポリッシュ加工
現状は純正のシルバー塗装ですが、これをバレル研磨にてミラーポリッシュ加工ご希望で、和歌山件よりご依頼いただきました。
まずは塗装剥離を行います。
剥離槽へ漬けこみ塗装を剥離、残った塗膜をブラスト研磨で隅々まで除去し、インナー・側面は回転研磨します。
次に下地研磨を行います。
表面はハンド研磨&アクション研磨で、鋳造砂目を潰しながら400番ほどの目になるまで研磨します。
この下地研磨がしっかり施されていなければ、仕上がりにそのまま影響をしますので、この下地研磨が最も重要な作業&一番手間のかかる作業で、全作業工程の8割程を占めます。
逆に、この下地研磨工程がしっかり施されていれば、以降最後までスムーズに進みます。
塗装を剥離して、そのままバレル研磨機投入して綺麗に光るような楽なものではありません。
次にバレル粗研磨へ投入です。
下地研磨完了後にバレル粗研磨にかけます。
最後にバレル仕上げ研磨へ投入します。
満を持してバレル仕上げ研磨をかけます。
最初の下地研磨の作業がしっかりなされていれば、1発でここまで光ります。
クリアー塗装を行います。
クリアー無しの状態では、ポリッシュの輝きはすばらしいですが、今回は北海道の冬用として使用しますので、塗膜耐久に優れたパウダーコートクリアーで保護します。
北海道の冬の道路は塩カリが撒かれていますので、無垢ですと数週間しないうちに白ボケ、シミ、変色が起こります。
焼き付けて完成です。
センターキャップはプラスチックですので、ポリッシュ近似のハイパーシルバー塗装にしています。
クリアー仕上げにすると、クリアー無しと比べると1〜2割り輝きが引けます。
右がクリアー無し、左がクリアー後です。