ATS Type-U アルミホイール バレル研磨鏡面仕上げ 保護膜クリアー無し
これをバレル研磨でミラーポリッシュ加工するのですが
2本だけお客様がDIYでトライしかけ、剥離した状態です
2本はそのままです
そもそも、バレル研磨はメディアによる押し込み研磨ですので、
海外製鋳造ホイールは巣穴が出現してくるので不向きですが、
ATSは鋳造でも、巣穴を極限まで抑える工法で、完成後もレントゲン検査を
しているのだそうです。ホントですか?
2本DIY剥離されたものですが、剥離剤や塗布時間などの影響で、
巣穴、金属フローが出ていました。
残り2本と合わせて剥離します
バレル粗研磨投入前に、アクションツールで研磨します
この下研磨が手間です。剥離し、いきなりバレルをかけたからと言って
そのまま光るわけではありません。
一段低い面は砂目残しのままです
バレル粗研磨後
次に、バレル仕上げ研磨、様子見の1回目
これで完成でも全然OKなのですが
粗探しをし、ペーパー目や傷を見つけます
これは地道にハンド研磨で消します
再度仕上げ研磨投入し、満を持して完成です
側面、インナーはついでに勝手に光ってくれます
一段低い面は砂目肌のままで光る感じになります
今回はクリアーは無しです
クリアー塗装をすると2割ほど輝きが引けます
クリアー有りの場合は、飛石等の跡や、クリアーの乗りの悪い角部分などから
水分が混入し、白サビが発生してきます
クリアー無しの場合は輝きは良いですが、無垢なので酸化により白ボケしてきます。
ですが、それは市販の艶出し剤等で手磨きで復活できます。
車磨きを至福の時間と感じる方であれば断然クリアー無しですね。
クリアー有り無しでの輝きの差はこちらで
クリアー有りの白サビはこちらで