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シトロエン純正アルミホイール Atacama by BBS ハイパーシルバー調パウダーコート塗装

2014年7月4日
シトロエンアロイホイール「Atacama by BBS」


made in italyのBBSです。珍しいですね。



元々はハイパーシルバーのはずですが、一度スパッタリングをかけてあり、
その上にシルバー塗装がされている状態です。
クロームメッキですと、専門の剥離業者さんに外注での剥離になるので
余計にコストがかかりますが、スパッタリングですと自社剥離可能です。
お客様のご要望は「純正っぽさ+丈夫な塗装」ですので、パウダーコートで
ハイパーシルバー調に仕上げます。

まずは、いつものように剥離からです。




一旦バレル粗研磨で素地の状態を確認。
BBSの割にはベースの処理が甘いですね(笑)





巣穴もありますが、これはBBSと言えども海外製の鋳造という事で・・・




表面の粗肌は研磨して平滑にします




面を整える為に再度バレル粗研磨

サンドブラスト研磨→バレル粗研磨→アクションツール研磨→バレル粗研磨
塗装前のこの作業で仕上がりの8割程が決まります。
普通は、サンドブラストのみがほとんどと思います。
やってもアクションツール研磨でしょうか。



ハイパーシルバーはウレタン塗装仕上げが普通です。
それでは、塗膜強化どころか、逆にシビアな扱いが必要になり、意味がなくなります。
ここは、あくまでパウダーコート仕上げに拘ります。
ハイパーシルバー調パウダーコート1コート目




焼き付け一旦完成




このカラーは1コートのみですと、耐候性が無いので、保護膜としてクリアーコートが必要です
このカラーはクリアーコートをすると、高輝度が引けます。
なるべく高輝度ダウンを避けるには、この1コート目の焼き温度×時間に加え、
硬化温度に達するまでの時間も重要となります。
今回は高輝度ダウンも最小減に抑えられました。
2コート目のクリアー、焼き前




満を持して完成です。
センターキャップはプラスチックですので、パウダーコートは不可です。
ウレタン塗装になりますが、素材もアルミとプラスチック、塗装もパウダーとウレタン
ですので、全く一致させる事はできません。
センター部分はウレタンでのキャンディです。
「濃い赤」との事でしたので、キャンディブロードレッドにしました。