ワタナベアルミホイール フルオーバーホール修理
昔から今も同じデザイン、同じ製法で維持されており、つまり古くても新しくても、塗装やホイール自体の材質は同じです。これは古い物で、その分塗装の劣化も出ているため、綺麗な状態へオーバーホールリフレッシュご希望で入庫しました。
◉塗装剥離から下地研磨
リムは最後に研磨を行いますので、とりあえずリムは無視し、塗装の剥離、サンドブラスト研磨で塗装の下処理を施します。
いつもはここからさらにバレル粗研磨にかけますが、ワタナベは鋳造の肌が粗く、鋳造巣穴もあり、バレル粗研磨にかけるとこういう肌の粗さもある程度平滑になりますが、ワタナベはこういった肌の粗さも特徴の一つなので、出来るだけ残すようにします。
◉ブラウンをパウダーコート
元々に近いセピアブラウンをパウダーコートします。
焼き付けてセピアブラウンで硬化させます。
◉アウターリムのポリッシュ研磨
アウターリムに付いた塗膜を剥ぎ落としながらポリッシュ磨きをします。
インナーと側面は中研磨仕上げで素地削り出しっぽくします。
クリアー塗装をしてツルツルピカピカになると、これまたワタナベっぽくなくなりますので、クリアー無しで完成となります。