バイクホイール(マルケジーニ)フルオーバーホール修理再塗装
25年前のTTF-1クラスのワークスマシンに使用していたホイールだそうです。
私バイクは詳しくないですが・・・。
マルケジーニでもちろんマグネシウムになります。
マグネシウムの再塗装は素地への皮膜処理別で2タイプご用意しております。
今回は素地への皮膜処理が陽極酸化のコースにします。
入庫前画像残しておりませんでしたが、やはりそこはマグネシウム
腐食が全体的に結構酷い状態でした。
マグネシウムの剥離は専門業者へ外注での剥離になります。
剥離から戻って来た物を素地研磨し、今度は陽極酸化処理の外注に出します。
陽極酸化から戻ってきた状態がこれです。
化学反応皮膜なので、塗装のような膜ではないので、見ても全体が白く染まっただけに見えます。
まずは1コート目、マグネシウム専用プライマー塗装
2コート目、パウダーコートパーライズバイオレット塗装
3コート目、パウダーコートクリアー塗装
センターハブへのマスキングは、最初に貼って最後にはがすのではなく
1コートづつ剥がしてまた貼ってを繰り返します
焼き付けて完成です
角度により、やや青っぽく輝きます。わかりますか?
腐食の多い物、特にマグネシウムへのパウダーコートは発泡する場合が多いです。
今回も、ある程度は覚悟しておりましたが、ほぼ皆無で仕上がりました。
また、今回の目玉は、オールパウダーコートでのパール塗装になります。
通常パールですと、ベースにパウダーコートホワイトで塗装し、その上に従来通り
溶剤ウレタン塗装でパール塗装をします。
今回もその予定でしたが、相手はマグネシウムなので溶剤は使いたくありませんでした。
そこでいつも直輸入している海外パウダーメーカーにパールの取り扱いを確認し、
取り扱いがあったので輸入し、オールパウダーコートでもパール塗装を実現させました。