マツダスピードMS-01 フルオーバーホール修理
古いホイールですので、当然劣化、傷あるのは当たり前です
修理歴が無いので、そういう意味では程度良しです
一番の問題は溶接2ピースという事です
それでもリムとディスクがそこそこ隙があるのでいけるだろうと踏んで
まずは普通通りに作業を進めます
塗装を剥離、傷等修理、何種類かの研磨でベースを作ります
パウダーコートイエローゴールド
次にリムの塗膜を剥ぎながら研磨でポリッシュニしていきます
が、隙間付近まで届かず、想定通りに行きませんでした・・・
これではイマイチですので、また剥離して最初からやり直します
塗装を剥離して、ゴールド塗装の前に先にリムを磨きます
これならスポークに傷が付いたりすることも気にせずにいけます
隙間付近までは回転研磨では届かないので、バレルの仕上げ研磨をかけます
これで綺麗なポリッシュになります
ゴールド塗装を前にリムのマスキングですが、隙間にマスキングを入れなければならないのと
ゴールドはパウダーコート焼き温度が180度程になるので、普通のマスキングテープでは駄目、
耐熱もありますが、糊が残るとまた厄介なので、隙間付近は未粘着のアルミシートを使います。
これでパウダーコートイエローゴールド再塗装
ゴールド完成後に、リムのマスキングを外し、リムも含めパウダーコートクリアー
丸塗りで仕上げます
本来はこれで完成なのですが、スポークのロゴステッカーをクリアーで埋めます
ステッカーは180度には耐えられないので、ウレタン塗装のクリアーです。
折角パウダーコートで仕上げましたが、ステッカーの剥がれ防止でウレタンクリアーで埋めます。
リムはパウダークリアーのままでいくので、またまたリムをマスキングします。
これも隙間に入れなければならないので、ある程度腰があり、なおかつ粘着が弱いシート、
ステッカーの転写シートを使います。
ステッカーを貼り、ウレタンクリアーで閉じて、ようやく完成となります。
結果的に従来とは逆の方法で進めた結果ベストの仕上がりに出来ました。
その分手間は倍かかりましたが・・・