アルミホイールの曲がり/割れ/削れ/欠け/傷/錆/凹みなどでお困りの方へ! アルミホイール修理・塗装のことなら私たちにお任せください! 確かな技術と安心の価格でサービスをご提供いたします。

BMW用アウトストラーダ スプレッドM7 パウダーコートハイパーシルバーでリメイク

2016年2月26日
アウトストラーダ スプレッドM7

NEEZユーロクロスとの姉妹モデルです
製造はどちらも鍛栄舎、正真正銘の国産鍛造ホイールです
bm前




今回は特に修理ではなく、ハイパーブラックからハイパーシルバーへ色変え目的になります

まずは塗装を完全に剥離し、表面はブラスト研磨、アクションツールでのハンド研磨
さらにはバレル粗研磨にかけて完璧な下処理を施します。
bm剥離




インナーリム側は回転研磨です
bm剥離裏




一見腐食も無く綺麗に見えましたが、剥離して素地にすると
内部で腐食が始まっていた事がわかります。
腐食痕が無くなるまで削るわけにはいきませんので、頃合を見ながら
bm剥離腐食




国産鍛造で材質は申し分無いので、本来は空焼きは必要ありませんが
インナーに腐食痕があるので、このままいきなり本番焼き付けすると沸きが出ます
沸きが出ないように、本番前に空焼きをします。
本番焼き付け温度よりも高い温度で焼き、この段階で出る物を出してしまおう、という理屈です
bm空焼き




空焼き後に、パウダーコートハイパーシルバーです
bmハイパー




一旦焼き付けてハイパーシルバーで完成で完成させます
この段階では高輝度がキツ過ぎますが、クリアーをリコートすることで納まります
bmハイパー後

bmクリアー




あらためて焼き付けて完成となります
bm後


bm後斜め


bm後裏


bm後アップ1


bm後アップ2


bm後アップ3



ハイパー塗装は従来はウレタン塗装でしか表現できませんでしたが、
今はパウダーコートでも表現可能です。
ウレタン塗装でのハイパーシルバーは塗膜強度に難があるのが難点ですが、
パウダーコートにする事でそれらは解消されます。
ウレタンでのハイパーシルバーに比べ、ややユズ肌気味には見えますが
塗膜強度には替えられませんね。

インナーの腐食の原因も、ウレタン塗装ですと70℃を超えた当りから
塗膜が軟らかくなってくるためブレーキダストが刺さり易いのが影響だと思います。
パウダーコートは120℃当りを超えなければ軟らかくはならないので、
ダストの刺さり込みも今までに比べると格段に減るはずです。