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カールソン2/6 後加工クロームメッキリムをブラッシュド/キャンディカスタム

2016年6月24日
カールソン2/6です

いつもは1記事で全てお伝えしておりますが、今回は長くなるので
部位ごと、作業ごとに数回に分けてご紹介します。

まずはパート1「リム編」です

遠目では判り難いですが、ディスクとの隙間付近からリムのクローム膜が浮いてきています
クロームに良くあるパターンで、クロームは必ずこうなります
新品から1年程で浮いてくる物もあれば、何年か持つ物もありますが
いずれにしても結構早期になる物が多いです
カールソンメッキ浮き




クロームは金属膜なので、剥離するには電解剥離という方法の外注での剥離になります
このクローム剥離だけでも相当額かかるので、クロームベースのリメイクは
何をするにも無駄に高額になります。今回もそうなるはずでした。が?
ディスクに浮きは無かったので、クロームをそのまま生かしてキャンディ仕上げにする予定で
まずは180℃で焼いてみると?
画像で判りますか?表面がベコベコしているのが。
180℃で焼いただけでクローム膜が浮いてきました。
カールソンディスク焼き後




ならば、という事で外注での電解剥離はやめて、直火で焼いて剥がすことにしました
直火で炙るとみるみる浮いてきます
カールソンリム焼き後




直火作戦でクロームを剥離
カールソンリム焼き後メッキ剥がし




あとはいつも通りの作業になります
アウトリムは鏡面ポリッシュにし、インナーリムはブラッシュドにしました
カールソンリムポリッシュブラッシュド




一手間加えますよ
リムにロゴをエッヂングで入れます
エッヂング用ロゴシートでカールソンロゴを製作
カールソンリムロゴ製作




リム対面に入れます
カールソンリムエッヂング

カールソンリムエッヂング後




洗浄脱脂でパウダーの準備をします
カールソンリムパウダー前

カールソンリムパウダー前エッヂング




極淡いゴールドパウダーコート
カールソンリムパウダー




焼き付けてリム完成
アウトリム 鏡面ポリッシュ/ロゴエッヂング/キャンディゴールドウィスパー
インリム ブラッシュド/キャンディゴールドウイスパー
カールソンリムパウダー後




メーカー製造のクロームメッキホイールは、材料の良し悪しはありますが
バフ研磨されたベースに、銅・ニッケル・クロームの金属膜3層で構成されています
今回の後がけクロームは、ベースは梨地砂目のままに樹脂コーティングで梨地砂目肌を埋め、
その上に銅メッキも無くクローム膜のみでした。
だから熱をかけただけで簡単に浮いてきたものと思います。
簡易的な装飾メッキの部類ですね。



次回パート2は「ディスク編」で、カールソン2/6 後加工クロームメッキディスクを3Dポリッシュ/キャンディカスタムします