BREYTON(ブレイトン)TYPE‐Ⅲ パウダーコートでリフレッシュ再塗装
特に何かの修理ではなく、全体的に劣化艶引けのため、リフレッシュでの再塗装になります。
塗膜が薄くなってきていて、とご指摘もありましたが、隙間はシルバーがほとんど乗っていなく、
ベースのサフェーサー色が見えています。
これは薄くなってこうなったのではなく、これがこの手のホイールのスタンダードです。
アルピナも同じような感じです
ロゴの浮き文字もぼやけているとのご指摘もありましたが
これもこの手のホイールのスタンダードです。
理由は、鋳造素地の砂肌がとても粗く、何層も塗装を重ねて素地の粗さを埋めているためです。
まずは剥離しますが、上記の理由で中々剥離に時間がかかります
普通のホイールですと、数時間剥離槽に漬け込むと塗膜は剥離できますが、
この手のホイールは丸1日漬け込んでも、それでも落ちません。
残った塗膜は、地道にサンドブラストで落としていきます。
剥離後は、バレル粗研磨で下地を整えます
この時代の海外製鋳造なので、鋳造巣穴があちこちにあります
これもこの手のホイールのスタンダードです
このままパウダーコート、焼き付けすると沸きが出ます ので本焼き前に素焼きをします
1コート目、シルバーをパウダーコート
焼き付けし、一旦シルバーで完成させ
2コート目にクリアーをリコートします
再度焼き付けて完成となります
パウダーコートなので、隙間も裏側の均等な色付き、肌です。
ロゴもくっきり出ています