アルミホイールの曲がり/割れ/削れ/欠け/傷/錆/凹みなどでお困りの方へ! アルミホイール修理・塗装のことなら私たちにお任せください! 確かな技術と安心の価格でサービスをご提供いたします。

アシャンティクロームメッキホイール エアー漏れ入庫でフルオーバーホールカスタムリメイク

2016年8月28日
アシャンティ24インチ
as前




元々はエアー漏れで入庫しました
アウターリム/インナーリム合わせ面のシールが原因でのエアー漏れっぽいとの事でしたが
現物を見た瞬間にわかりましたよ。
クロームは早い段階でメッキが捲れてきます
as前2




タイヤを外してみると案の定接地面も酷いです
クロームメッキエアー漏れもほとんどはメッキの腐食によるものです
as前3




今回は、これを機会に思い切ってフルO/Hリメイクに切り替えする事にしました
3ピースを分解し、アウターリム、インナーリム、ディスクと個別での作業になりますが
アシャンティのピアスは特殊なので、特殊工具を使っての分解になり、
24インチと大きいので大変です・・・

インナーリムはクロームではないので、普通に回転研磨で下地を作ります
asイン研磨




マットブラックパウダーコート
asインパウダー




ディスクはクロームなので、本来は外注電解剥離でクロームを剥離したいところですが
電解剥離はコストが結構かかるので、メッキ浮きも極部分的だったこともあり
部分的に浮いているところだけを処理し、クロームは剥離せずに塗装にしました
部分的なブラック塗装を剥離、全体をサンドブラスト研磨します
asディスク2

asディスク3

asディスク




ディスクもマットブラックパウダーコート
asディスクパウダー

asディスク後




今回一番の問題のアウターリムは、どうしようも無い状態ですので、クローム電解剥離をします
クロームを剥離して素地を見ると、かなり酷く素地が浸食されています
asアウト剥離

asアウト腐食1

asアウト腐食3

asアウト腐食2




これが無くなるまで研磨すると、リムが無くなってしまいます
多少であれば、パウダーコート用耐熱パテで埋める事も出来ますが、
範囲も深さも結構な物なので、アウターリムにこれだけパテを使う事は
後々悪影響を及ぼしますので、今回はある程度研磨をしてそのままにします

少しでも浸食跡を埋めたいので、プライマーをパウダーコート
asアウトプライマー

asアウトプライマー後




その上にマットブラックパウダーコート
asアウトパウダー




アウト/インリム完成
asリム後




あとは組み付けて、シールをして完成です
as後


as後アップ1


as後斜め


as後裏


as後アップ2


as後アップ3




アウターリムの浸食跡もほとんど隠れましたが、特に酷かった一部分は薄っすら判ります
as後アップ4




クロームホイールは、良いのは最初だけで、早い段階でメッキの腐食が始まってきます
エアー漏れスローリークが出始めると要注意です。
このようにリメイクするにも、電解剥離にコストが余計にかかるので、
後々何をするにも出来る事も限られますし、コストもかなり余計にかかります

今回は、元の状態も酷かった事もあり、オールマットブラック仕上げにしました
マットブラックはベースの良し悪しの影響を受け難く、安定した仕上がりが可能です