NSX用レイズCE28をフォーミュラーシルバーへリフレッシュリメイク
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後塗りでホワイトに塗装されている物を今回リフレッシュを兼ねて
フォーミュラーシルバーへ色変えします
塗装を剥離、アクションツールでの素地の研磨からさらにバレルの荒研磨で塗装の下地を作ります
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フォーミュラーシルバーのベースコートなるグロスブラックをパウダーコート
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焼き付けて一旦パウダーコートグロスブラックで完成させ
表面デザイン面を足付け研磨をします
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ハイパー系塗装のベースコートになる専用クリアーを塗装しレベリングと光沢性を出します
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この上に、フォーミュラーシルバーの元ネタとなる銀幕を塗装し、
焼き付け後に、さらにクリアーを重ねて完成です
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センターキャップ、リングも同じ工程です
センターオーナメントは、元々はFRPで作られていましたが、FRPではパウダーコート不可ですので
アルミ板を円に切り出しで別途製作しました。
Hマークもステッカーで製作し、クリアーで埋めてあります
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BBSのDBK/DSK、RAYSのフォーミュラーシルバー/マーキュリーシルバーなどの
高輝度塗装を総称して「ハイパー塗装」と呼びます。
BBSのDBK、RAYSのフォーミュラーシルバーはベースがブラックでハイパーブラック、
BBSのDSK、RAYSのマーキュリーシルバーはベースがグレーでハイパーシルバーとなります。
DBKとフォーミュラーシルバーは基本同じですが、銀膜元ネタはそれぞれ専用タイプになります。
ハイパー塗装は、方法も塗料も特殊で、工程もプライマーを除いても4コート4ベイクになります。
見た目のビジュアルの綺麗さ、普通の塗装とは違って見える特異性が特徴ですが、
一方で、工程上ゴミ噛みが出易かったり、密着性や耐久性に難があるカラーで、
大袈裟に言うと 「塗膜性能を無視しても見た目重視」 の塗装と言えます。