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ワタナベ リフレッシュでゴールドへパウダーコート塗装

2017年1月17日
ワタナベはホイールの材質も塗装の方法も昔のまま数十年に渡って同じ材質、同じ塗装です。
材料も技術も年々向上していきますので、よく言えば時代に左右されないと言いましょうか、悪く言えば進歩していないと言いましょうか・・・。
よって、元々の塗装も今一ですので、艶引けや退色感が出るのは当然で、今回はリフレッシュを兼ねて丈夫なパウダーコートでゴールド再塗装ご希望で、埼玉県からご依頼いただきました。
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塗装剥離・下地処理


ワタナベの塗装は簡易的な塗装のような感じですので、いきなりサンドブラストにかけても落ちそうですが、一応剥離槽へ漬け込み塗装を剥離し、その後にサンドブラス研磨を行います。
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ワタナベは古い時代の製法の鋳造ですので、鋳造砂型の粗肌は当然で、鋳造巣穴も至る所あちこちにあります。
これらも含めてワタナベの特徴と言う事です。
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パウダーコート塗装


いきなり本番焼き付けをすると間違いなく沸きが出ますので、前もって下焼きをします。
鋳造や腐食がある物をいきなり本番塗装&200℃で焼き付けると、巣穴から沸きが発生し、塗膜に気泡や染みが出来ますので、本番前に200℃×数十分で下焼きを行います。この下焼きの段階で出る物を出してしまおう、と言う理屈です。
下焼きを行っても沸きが出る物も中にはありますが、空焼きを行わないよりも沸きの発生率はグッと下がります。
下焼き後に、濃淡薄目のビスマルクゴールドをパウダーコートです。
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焼き付け完成です


クリアーをオーバーコートして艶ありグロス仕上げにも出来ますが、あまり艶々テカテカであれば、ワタナベとして相応しくないという事で、クリアー無しのビスマルクゴールド1コート仕上げの半艶サテン調としました。
クリアー無しの1コートフィニッシュでも、耐久性・耐候性は確保されています。
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