BBS RS リム・ピアスボルト交換 分解リバレルフルオーバーホール修理
退色や腐食もそうですが、特にアウターリムが研磨されていて怪しい雰囲気です。
まずは、通常通り作業をすすめていきます。
インナーリムのシルバー再塗装です
インナーリムの塗装を剥離、研磨処理後にパウダーコートシルバー塗装です。
ディスクのシルバー再塗装です
ディスクの塗装を剥離、ブラスト研磨からバレル粗研磨で塗装の下地を整え後に、
パウダーコートシルバーです。
センタープレートも同時に進めます。
シルバーで一旦仮焼き後に、パウダーコートクリアーをリコートします。
もう一度焼き付けてディスク&センタープレートの完成です。
ピアスボルトのクロームメッキ加工です
ピアスボルトは梨地で、磨いても綺麗にはなりませんので、クロームメッキ加工品と交換になりました。
BBS LM/RSの純正再メッキピアスボルトは常時在庫しております。
6角キャップのポリッシュ加工です
6角キャップのオリジナルは、シルバー塗装の切削ポリッシュのツートンになっていますが、
後加工では同じくは出来ませんので、シルバー丸塗りか丸ごとポリッシュのどちらかになります。
今回は丸ごとポリッシュを選択されました。
バレル研磨でのポリッシュ加工後に、ウレタンクリアー塗装です。
ポリッシュ面に対しての密着性強化の目的でガスプライマーを施します。
アウターリムは新品交換になりました
今回一番怪しかったアウターリムですが、やはり使い物になりませんでした。
かなり削り込まれていて、厚みも新品時の半分近くになっており、
外周のフランジの高さもかなり低くなっていました。
新品リムとの比較画像です。
アウターリムの研磨からパウダーコートクリアーです
社外新品は鏡面の状態で届きますが、バフ目や磨き残しがあるため、鏡面で使う場合は
当社にてバレル仕上げ研磨にかけて、さらに綺麗な鏡面へ仕上げます。
今回は鏡面ではなく鈍い感じのリクエストでしたので、疑似ラインを入れます。
仕上げはパウダーコートクリアーです。
組み付けをして完成となります
アウターリムの交換、ピアスボルトのクロームメッキ加工もあり、
コスト的にはかなりかかってしまいましたが、その分懸念個所は無くなりましたので、
仕上がり的にはご満足いただけるかと思います。