エンケイバハ バレル研磨ポリッシュ加工でフルオーバーホール修理
福島県からのご依頼です。
古いホイールですので、画像の映りより現物は結構痛んでます。
本来天面のポリッシュ面は3D旋盤での切削のダイヤモンドカットですが、今回はバレル研磨でのリメイクになります。
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下地研磨後にバレル粗研磨をかけます
今回は天面以外は鋳造砂肌のまま鈍く光る程度になる、バレル2D研磨にします。
元々が未塗装の素地ですので、剥離の必要はなく、サンドブラスト研磨、アクションエアーツールを使い、天面のみ下研磨を行います。
素地の下研磨後にバレル粗研磨に投入です。
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バレル仕上げ研磨にかけます
バレル粗研磨完了後に、バレルの仕上げ研磨にかけます。
このホイールはリムとハブ面との高低差が大きく、中心付近はバレル仕上げメディアの当りが弱いため、
最初の段階ではリム外周付近は直ぐに光りますが、中心付近に行くにつれて、光沢は出ません。
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バフ磨き後に仕上げ研磨再投入します
当りの弱い中心付近は手磨きのバフ磨きで補ってから、再度バレル仕上げ研磨へ投入します。
これを何度か繰り返し、均一の光沢になったところで完成となります。
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今回はクリアーレスを選択されました。
クリアーの有り無しはどちらが良い悪いはなく、どちらも一長一短があります。
ポリッシュ後のクリア―有無の光沢の違いはこちらを参照下さい。
ポリッシュクリアーレスの酸化白ボケに関してはこちらを参照下さい。
ポリッシュクリアー有りの白サビに関してはこちらを参照下さい。