BBS Racing GTⅡ(マグネシウムディスク)フルオーバーホール色変えカスタム
福岡県からのご依頼です。
BBS Racing GTⅡは3Pで、リムはアルミですが、ディスクはマグネシウムディスクを採用しています。
リムは通常通りの作業ですが、ディスクはマグネシウム専用工程の作業となります。
各部位ごとに分けての個別の工程での作業となります。
リムの下地研磨で塗装の下地を作ります
3Pを分解し、アウターリム、インナーリムを回転研磨で塗装の下地を作ります。
アウター/インナーリムのパウダーコートです
アウターもインナーも両方パウダーコートハーフグロスブラックですので、アウター+インナー合計8枚同時施工です。
ピアスボルトのブラック塗装です
ピアスボルトもブラックにします。ピアスボルトもパウダーコートでも良いのですが、パウダーコートは塗膜が厚いので、工具がキツクなったり、締め付け時に工具の跡が付いたりするので、塗膜が薄く且つ丈夫なガンコートを使います。
ピアスボルト1本1本サンドブラスト処理後にガンコート塗装です。
センターロック部品のパウダーコートです
センターロックのコーンはキャンデイーレッドとキャンディーブルーの2個づつにします。
アルミではないので磨いても光りませんので、ベースにスーパークロームをパウダーコート、その上にキャンディーレッドとキャンディーブルーのパウダーコートです。
ディスクのマグネシウム専用剥離です
ディスクはマグネシウムですので、外注にて専用剥離をします。
素地がガタガタですが、これは腐食浸食でこのように侵されたのではなく、この当時の製法の砂型による型跡です。これを平滑に研磨してしまうと、表面の刻印が無くなってしまいますし、マグネシウムディスクである証も無くなってしまうので、このままの肌で表現します。
ディスクの陽極酸化処理です
マグネシウムの下処理として化成処理と陽極酸化がありますが、今回は陽極酸化を選択されました。
化成処理は自社にて処理しますが、陽極酸化は専門業者へ外注します。
ディスクのパウダーコートです
ベースにマグネシウム専用プロテクターをパウダーコート、その上にハーフグロスブラックをパウダーコートです。