パウダーコート用オーブン(温風循環焼付乾燥器)追加導入しました!
修理、塗装の下処理をする職人は何人かおりますが、塗装は1人、窯も1台、焼き付けは規定の温度✕既定の時間があるので、毎日朝8時〜夜7時位まで、どんなにフル稼働させても必然的に完成出来る数は決まってしまいます。
お陰様で年々ホイールの入庫量は増えていく一方、1日に完成出来る数は大きくは変わらないので、常に塗装待ちのホイールが溜まっている状態でした。
1台の窯をフル稼働させている状態で、この1台に何か故障があると全てがストップしてしまいますし、大量の塗装待ちも慢性化している状態が長く続いているため、追加導入に踏み切りました。
追加に当たり電気容量が足りなくなります。
オーブンは15.5kw(15500w)ありますので、ブレーカー、幹線全て交換が必要で、これだけでかなりの出費です。
窯も小さくはないので、まずはスペースを確保する必要があります。
作業スペースとして、修理や下処理を行うスペースと、塗装関係を行うスペースに分かれていますが、塗装関係のスペースの矢印の所の壁を無くします。壁の奥は社員の休憩室になっていました。
休憩室は2回のタイヤ、ホイール保管スペースの一角に新設しました。
壁を抜いて、広くしたスペースに新旧2台のオーブンを入れました。
奥に旧オーブン、手前に新オーブンです。
これで、作業の流れは単純に2倍となるので、流れは格段に良くなるはずです。
それでも塗装は一人ですので、今度は人が大変になりそうですが・・・。
このオーブンは内気を循環排出するので、200℃近い熱気を排出します。真夏でもストーブを焚いているのと同じ感覚で、今までも大小換気扇5台を回しても、夏場はオーブンの周囲は45℃以上に達していましたが、今度からは2台分になるので、夏場が今まで以上にマズくなりそうです・・・。
悩みは尽きませんが、これも作業効率向上のための設備投資の一手なので、より一層頑張ります!