ATS Type-U ブラッシュドカスタム&ハブボルトシート面60°テーパー加工
東京都からのご依頼です。
ATS Type-Uのリメイクです。元々はリムとディスクの天面はダイヤモンドカットですが、後加工でのダイヤモンドカットですとリムとディスクの隙間の問題で出来ない可能性があったため、ブラッシュドに変更、カスタムとなりました。同時に、ハブボルトのシート面を球面→60°テーパーへ加工します。
ハブボルトシート面の60°テーパー加工をします
まず最初にハブボルトシート面のテーパー加工を先にします。
元々は球面でしたが、それを60°テーパーへ加工します。テーパー加工は、テーパーブッシュ埋め込みにする方法と、現物をテーパー加工する方法と2通りあり、今回はブッシュ埋め込みの必要がなく、現物を切削加工で可能でした。
塗装の剥離から部分的マスキングをします
いつものように塗装を剥離、ブラスト研磨からバレル粗研磨で塗装の下地を作ります。
いつもはこのまま塗装に入りますが、今回は部分的にマスキングをします。
最後にブラッシュド研磨で削り落とすので本来はマスキングはしませんが、このホイールの形状の問題で、ブラッシュド研磨の時にリムとディスクの隙間が狭いため、苦労するだろうという事で、狭い部分のみマスキングをしました。
グリーンをパウダーコートです
RAL6010(ソリッドグリーン)をパウダーコートし、一旦焼き付けます。
ブラッシュド加工をします
今回インナーはグリーンを残し、表面天面のみブラッシュド加工です。
最後にパウダーコートクリアーを丸塗りします
全ての塗装、加工が完了後にパウダーコートクリアー丸塗りします。
焼き付けをして完成です
もう一度焼き付けてグリーン/ブラッシュドで完成です。