BBS スーパーRS リム交換(リバレル)+バレル研磨ポリッシュ+キャンディーのフルカスタム
北海道からのご依頼です。
BBSスーパーRSをイベント出品車両用として、リム交換からバレル研磨ポリッシュ加工、キャンディーパウダーコートとフルカスタムでの入庫です。
ご存じの通り、RSは3P、スーパーRSは2Pですので、リム交換はアウターリム、インナーリムを別々に製作となり、リム交換と同時に2P→3P化にもなります。
ユーザー様はホイールの知識に長けている方で、ご自身で分解し、ディスクだけをお持ちになりました。
アウター/インナーリムのオーダーからリムの仕上げです
ユーザー様ご自身でサイズを採寸済で、アウターリム、インナーリムのサイズは最初から決まっておりましたので、ご指定のサイズのリムをオーダーします。
リムは海外から取り寄せになり、その物やタイミングにより最短で2週間程、事情があって遅い時は1.5ヵ月程かかる時もありますが、今回は3週間程で届きました。
フロント用がアウター4j/インナー4.5jのトータル8.5j、リア用はアウター5.5j/インナー4jのトータル9.5jです。
アウターリムはバフポリッシュ仕上げの状態で入荷します。
もちろん新品ですので、そのままでもそこそこ綺麗ですが、バフ目等は少なからずありますので、当社にてバレル仕上げ研磨にかけて超鏡面ポリッシュにします。
インナーリムはグロスブラック塗装です。
これももちろん新品ですので、脱脂洗浄だけをしてからパウダーコートグロスブラック塗装です。
ディスクのバレル研磨からキャンディー塗装です
ディスクのキャンディーベースは今回はポリッシュにします。
塗装を剥離、ブラスト研磨、アクションツール研磨から、バレル粗研磨を経てバレル仕上げ研磨です。
メッシュ隙間も下研磨を施せば3Dポリッシュ、メッシュ隙間は下研磨しない場合は2Dポリッシュとなり、今回は2Dポリッシュにしました。基本的には下研磨をしない面は素地の砂肌が残ったまま鈍い光沢になるのが特徴ですが、天面だけを下研磨しメッシュ隙間を下研磨しなくても、やり方やツボを押さえると2Dポリッシュでも3Dポリッシュと遜色無く仕上がります。
同じくセンタープレートもポリッシュにします。
プレートも含めてディスクなので、プレートのポリッシュ加工が出来なければ意味がありません。
凸凹のプレートはバフ磨きでは限界がありますが、バレル研磨の場合はこのように隅々までポリッシュにする事が可能です。
6角キャップも同じくバレル研磨でポリッシュにします。
トップコートはピンクゴールドを選択されました。
ピアスボルトもピンクゴールドにするので、1本1本洗浄艶出しをしてベースを作ります。
それぞれ各部位ごとの作業が終わり、組み付けをして完成となります。
オーナメントは元々は黒でしたが、海外RS純正のミラーポリッシュタイプを輸入し交換しました。
2PのスーパーRSがリム交換により3P化、リアのアウターリム5.5jは圧巻のリムの深さです。
ディスクのピンクゴールドも、ここまでいくと貴金属や宝石のピンクゴールドレベルですね。
まさに世界に一つのオンリーワン、ユーザー様の完全オリジナルとして完成しました。
リム交換後のサイズですが、フロント用が9j+37→8.5j-40前後、リア用が交換前9j+50→交換後9.5j-53〜54前後となりました。あくまで専用ゲージでの現物測定の数値で、リムフランジ形状などにより、数㎜の誤差はありますので参考値となります。