セントラホイール Type-6 ブラッシュドでフルオーバーホール修理
神奈川県からのご依頼です。
元々は機械加工の切削ポリッシュ(ダイヤモンドカット)ですが、ご要望により、ブラッシュド仕上げでのフルオーバーホールにします。
古いホイールですが、修理歴無しのそのままの状態です。変に手を掛けられている見た目綺麗な物より、見た目は傷んでいても手付かずの物の方が良いです。
塗装の剥離からパウダーコートブラック塗装です
塗装を剥離、ブラスト研磨からバレル粗研磨で塗装の下地を作ります。
天面以外は全てブラックですので、まずはグロスブラックでパウダーコートです。
ブラッシュド加工からパウダーコートクリアーです
天面のブラックを削り落としながらブラッシュド加工をします。
リムの端の部分少しだけ黒が残る仕上げになっており、それも同じように再現します。
センターキャップも同じくブラッシュド加工をします。
最後にパウダーコートクリアーを丸塗りします。
焼き付けて完成です
鋳造や腐食がある物はパウダーコート本番焼き付け前に下焼きを行ってから本番焼き付けにしますが、それでも沸きや染みが出てしまう場合もあります。
今回は古い鋳造ですので、少なからず沸きや染みが出てしまうかな?と思いましたが、運良く出ずに済みました。