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Z33純正ホイール ポリッシュ加工+パウダーコーティングクリアー塗装カスタム

2017年9月26日
岡山県からのご依頼です。
Z33純正ホイール、元々のハイパーシルバー塗装から、バレル研磨による2Dポリッシュ加工カスタムでの入庫です。


塗装剥離から下地研磨、バレル粗研磨→バレル仕上げ研磨にかけます


剥離槽へ漬け込み塗装を大まかに剥離、サンドブラスト研磨で隅々まで塗膜を除去&研磨します。
今回は天面のみ下地研磨をし、ウインドウ(スポーク間)は素地砂肌残しの2Dポリッシュご希望でしたので、スポーク天面のみ下地研磨を施し、バレルの粗研磨へ投入します。
ハブ面周辺が他面と比べると少し白っぽくなっているのがわかると思います。これは、このホイールの形状がハブ面周辺が極端に窪んいるデザインのため、ハブ面周辺は研磨メディアの当りが弱いためです。



バレル粗研磨完了後は、バレル仕上げ研磨にかけて、あとは機械に託します。
今回はウインドウは下地研磨を施さない2Dポリッシュですので、ウインドウの光沢は鈍くなるのがふ普通ですが、スポークとスポークの間が広い形状のため、研磨メディアも自然と当りが良くなり、ある程度勝手に光ってくれます。ただし、センターの窪みだけはやはり光沢は鈍くなります。
2Dポリッシュ完成後はパウダーコートクリアー塗装です。




焼き付けをして、バレル2Dポリッシュ/パウダーコートフィニッシュで完成となります。








ポリッシュに対しクリアー有無は光沢に差が出ます。
クリアー無は邪魔をする塗膜はありませんので、発色良い深い光沢ですが、保護膜が無い為いずれ酸化白ボケはします。
クリアー有はクリアーが保護膜となるため、酸化白ボケはしませんが、クリアーと言えども膜の分多少濁りが出ます。
ポリッシュのクリアー有無のメリット&デメリットはこちらの「酸化白濁り(白ボケ)とは?」を参照下さい