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冬用アルミホイールの違いは?塗料による腐食防止/錆止め効果は?

2013年10月23日
一部社外ホイールメーカーでは、冬用アルミホイール、塩害(塩カル)対策のホイール等の謳い文句で販売されている物がありますが、何が違うのでしょうか?それはずばり『塗装』です。
塗装の何が違うかと言うと、一般的な廉価量産ホイールは安さが売りですので、塗装工程も出来るだけ減らしてコストの削減にしています。一方冬用ホイールは塗装工程が多く、かんたんに言うと塗膜が厚いのです。
そこで威力を発揮するのが、塗膜の厚さ&丈夫さではずば抜けている『パウダーコート』です。
販売されている冬用ホイールは、いくら塗装が丈夫と言ってもパウダーコートを使う程コストはかけられませんので、ある一定範囲では普通の物より丈夫ですが、パウダーコートで塗装された物の足元にも及びません。

冬用を求められるのは、東北や北海道に限られるかと思います。
特に北海道の場合は、一般道はもちろん、特に高速道路は常に塩カル(融雪剤)が散布されています。高速道路を走行した後の車が真っ白になるほどです。塩の上を走っているのと同じ事ですので、これでは普通の塗装のホイールでは1、2シーズンで腐食が出てきます。
パウダーコートは、ポリエステルやアクリルの粉を静電気でホイールに付着させ、それを200℃で焼いて溶かす塗装です。つまり、ペットボトルの素材で覆われているのと同じですので、分厚く丈夫なのです。
パウダーコートで仕上げられたホイールは、塩カル(融雪剤)にも耐えうる最強の塗装です。