RAYS グラムライツ57SX Pro ステンレスジャケット撤去からの再塗装
RAYS グラムライツ57SX Pro 6穴です。
ガリ傷や、リムとディスクの隙間からの腐食等があるため、リフレッシュ色変えで入庫です。
このホイール、溶接2P、ステンレスジャケットという修理にとっては最悪な条件が2つも揃ったホイールなので簡単にはいきません。
まずはステンレスジャケットを撤去します
ここの溝が母材(ホイール)とステンレスジャケットとの継ぎ目です。
レバーなどを隙間に突っ込み、ひたすら力業で壊して外すしか方法はありません。
輸入メーカーのステンレスジャケットはカバーを外す感覚で簡単に外れる物が多いですが、さすが純国産RAYS製、樹脂ボンドが満遍なくべっとりと密着していて、かなり難儀しました。
後はいつも通りに塗装工程に入ります
ステンレスジャケットさえ外してしまえば、後は1Pホイールと同じ工程です。塗装の剥離、ブラスト研磨、バレル粗研磨で塗装の下地を作ります。
1コート目にダークグレイスパークルをパウダーコートです。
一旦焼き付けダークグレイスパークルで完成させ、2コート目にクリアーをリコートします。
もう一度焼き付けて完成となります。
一応は全般的に問題無く綺麗には出来ました。
但し、普通の2Pですと、分解して個別に塗装をしますので、済み済まで塗膜は付きますが、溶接2Pですので、リムとディスクの隙間奥の内部までは塗膜は付きません。また隙間には水分も残り易いのでこの内部から腐食が上がってき易い事は否めません。