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クロームメッキ加工時の不具合について

クロームメッキホイールの修理再メッキ加工時に起こり得る不具合の症状についてのご説明です。

元々がクロームメッキの場合は、電解剥離と言う方法での剥離でメッキ膜を剥離します。
クロームメッキホイールにはわざわざ鍛造は使いませんので、ほぼ全て鋳造です。鋳造は材質的に決して良くはありませんので、金属組織に微細の巣穴が元々あります。
電解剥離時に、この元々ある巣穴が大きくなり、メッキ加工をしても埋まらずにそのまま表面に出る場合があります。


過去の経験上、海外製鋳造の再メッキの場合は高い確率でこのようになる場合が多いです。
他の症状としては、巣穴より面積の大きいクレーター状に出たりする事もあります。
事前に都度可能性としてご説明はしますが、あくまで可能性であり自分のホイールに限ってそんな事は無いだろうという期待を持って、症状が出ない可能性を重視される方も多いですが、クロームメッキ加工はコストが高額なので、後になってトラブルになる事を避けるためにも、現実的な症状として受け止めて下さい。