OZ STOROSEK AERA リム交換+フルオーバーホール修理
希少ホイール OZ STOROSEK AERAです。
OZ系ですと、フッツーラ、ペガソ、MAE等が一般的にはメジャーですが、このSTOROSEK AERAは希少だと思いますが皆様はいかがでしょうか?私は名前は知ってはいましたが、現物では見た事がありませんでした。
今期はこの希少なOZをリム交換含めフルオーバーホール修理で綺麗にリメイクでの入庫になります。
他のOZホイールと同様に3Pですので、分解し各部位ごとに作業を進めます。
インナーリムは交換無しでそのまま再使用しますので、塗装を剥離&研磨で塗装の下地を作ります。
インナーはブラックご希望ですので、パウダーコートグロスブラック塗装です。
焼き付けて完成。
アウターリムは2本だけ太いリムと交換します。
元々のサイズが、フロント9.5jとリア10jの2本づつで、リア10jをフロント用として使う事にします。フロント用の9.5jのアウターリムが2j、それを3.5jに交換して元々より1.5jアップの11jにしてリア用として使います。交換用の3.5jアウターリムは海外取り寄せです。
再使用のアウターリムはクリアー剥離、回転研磨からバフ磨きでポリッシュにし、さらにバレル仕上げ研磨にかけて光沢ムラ、バフムラの無い鏡面にします。
交換する3.5jリムはもちろん新品なのでそのままでも良いのですが、これも同じくバフ目等を消すためにバレル仕上げ研磨にかけます。
クリアーはもちろんパウダーコートクリアーです。
ディスクは元々はポリッシュでしたが、シルバー塗装でご希望ですので、塗装を剥離、ブラスト研磨からバレル粗研磨にかけて塗装の下地を作ります。
シルバーをパウダーコート。
一旦焼き付けてシルバーを硬化させ、2コート目にクリアーをパウダーコートです。
このホイールの構造は、ディスクの裏にネジ穴があり、そこにスタッドボルトが入っています。この構造は特に珍しくはないのですが、スタッドボルトが特殊でした。
スタッドボルトは基本新品交換しますが、ナットがM7でしたのでスタッドボルトも当然M7だと思い、M7規格のスタッドボルトは無いのでどうしようか・・・と思いながらスタッドを抜くと、ディスクに入る側がM8、ナットがかかる側がM7の異形サイズでした。当然こんな異形もある訳も無いですが、逆にラッキーでした。普通のM8のスタッドボルトにしてナットもM8を使えば解決です。
M8の新品スタッドボルトを組み込みます。
あとはリムと組み付けて完成です。