OZボッティチェッリ3 BMW7シリーズ用22インチホイール フルオーバーホール修理
細部の塗装の腐食や、リムのポリッシュのくすみ、軽度の曲がり等がありますが、特に酷い分けではなく、普通の中古相応と言った感じです。今回は色変えやカスタムはせずに、元々と同じようにオーバーホール修理で、埼玉県よりご依頼いただきました。スペアの1本含め計5本になります。
3Pですので、分解し、アウターリム/インナーリム/ディスクの各個別の作業となります。
◉インナーリムの再塗装です。
元々の塗装を剥離、回転研磨で塗装の下地を作り、パウダーコートシルバー塗装です。
◉アウターリムのポリッシュ加工+クリアー塗装です。
回転研磨でペーパー磨き後にバフ磨きでポリッシュとして普通はこれで完成ですが、ここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目や光沢のムラの無い鏡面に仕上げます。
クリアーはもちろんパウダーコートクリアーです。
◉ディスクのハイパーシルバー塗装です。
元々同じくハイパーシルバーにします。ハイパー塗装は従来ですと溶剤ウレタン塗装での表現となりますが、密着性が弱いのが特徴なので、パウダーコートでのハイパーシルバー塗装にします。従来のウレタン塗装でのハイパーシルバーと比べ、レベリングや輝度の差は多少ありますが、密着性含む塗装の強さはウレタン塗装の比ではありません。
ウレタン塗装でのハイパーシルバーとパウダーコートでのハイパーシルバーの比較は「レンジローバー純正ホイール パウダーコートでのハイパーシルバー塗装」にて参照下さい。
ディスクの塗装を剥離、ブラスト研磨後にバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。
1コート目にハイパーシルバーのベースをパウダーコートします。
焼き付けて一旦硬化させます。この段階ではメッキのような輝度ですが、クリアーをリコートすると引けて丁度良くなります。
2コート目にクリアーをパウダーコートです。
◉組み付けて完成となります。
センターキャップは新品と交換しました。