ハイパーフォージド HF-C7 19インチホイール ブラッシュド/キャンディー塗装カスタム
特に曲がりやガリ傷等の修理ではなく、ブラッシュド加工+色変えキャンディー塗装による、フルカスタムリメイクで埼玉県からご依頼いただきました。ハイパーフォージドはブラッシュドが良く似合うホイールの一つです。
リムとディスクを分解し、各個別での作業で進めます。
《リムの塗装&ブラッシュド加工です》
メーカー公表は3Pですが、アウターリムとインナーリムは溶接接合されておりますので、実質的には2Pと同じです。インナー側を回転研磨で下地を整えてからグロスブラックでパウダーコートです。
焼き付けて一旦グロスブラックで完成させてから、アウター側のブラックを剥ぎ落としながらブラッシュド加工をします。
最後のパウダーコートクリアーを丸塗りでリム完成です。
インナー側はグロスブラックにさらにクリアーが重なりますので、さらに濃厚なブラックになります。
《ディスクのブラッシュド加工&キャンディーパウダーコートです》
ディスクの元々の塗装を剥離し、ブラスト研磨後にさらにバレル粗研磨にかけ、素地の平滑性を出します。
元々がブラッシュドの物を再ブラッシュドするのとは違い、元々が塗装の物の素地は密着性確保のためにザラザラ砂肌になっておりますので、全くゼロからのブラッシュド加工には『手間・時間・コスト』が通常よりもかかります。
キャンディーはカッパー(Transparennt Copper)を使います。
カッパー系キャンディーとしては、最も基本的なカッパーで、カッパーとしては一番需要が高いです。
《ピアスボルトのガンコート塗装をします》
ピアスボルトは黒に塗装します。
ホイールと同じくパウダーコートでも良いのですが、パウダーコートは塗膜がぶ厚いため、今回のピアスボルトのようにギザギザ12ポイントのタイプはギザギザは埋まりかけてしまいますので、塗膜が薄くても丈夫がガンコートを使います。
サンドブラスト処理をしてからガンコート塗装です。
《組み付けをして完成となります》
センターキャップの作業画像ありませんが、塗装剥離→パウダーコートグロスブラック塗装→Hyperをシルバー塗装→Forgedを赤塗装→表面に付いたシルバーと赤を研ぎ落し→パウダーコートクリアー塗装、としています。
簡単に書いてますが、元々の文字の掘りが浅いので結構難しい作業です。
元々と比べると全く違うホイールに生まれ変わりましたね。
違うホイールに買い替えたような感覚になると思います。