RAYS TE37V 15インチホイール ブロンズからマットダークシルバーへ色変え塗装
打ち合わせ当初のご希望カラーは「廃油ストーブより濃いグレー」と表現されましたが、当社の廃油ストーブは錆色なので、廃油ストーブのグレーが思い浮かびません(笑)。
隣町の札幌のお客様でしたので、実際にお持ち込みされた時に細かな打ち合わせをし、マットダークシルバー(ダークシルバーの艶消し)になりました。
《ブロンズの剥離&下地研磨処理》
RAYSのブロンズは塗装でのブロンズえはなく、着色アルマイトでのブロンズですので、イメージ的には染という感覚です。そもそも塗膜ではありませんので、剥離液槽へ漬けてもブロンズ色は落ちませんの。着色アルマイト被膜の剥離方法としては、アルマイト専用剥離液で剥離するか、サンドブラストで剥離するかになります。仮にアルマイト専用剥離液に漬け込んでアルマイト被膜を剥離しても、最終的にはサンドブラスト研磨も行うので、であればアルマイト剥離も兼ねてサンドブラストにかける方が効率よく剥離出来ます。
サンドブラスト研磨後にさらにバレル粗研磨にかけて塗装の下地を作ります。
《ダークシルバーメタリックをパウダーコート》
1コート目にダークシルバーメタリックをパウダーコートです。
シルバー系、ガンメタ系カラーは種類の多いカラーですので、選択に迷いますが、濃い目シルバー/明る目ガンメタと言った感じの色合いです。
《2コート目に艶消しクリアーをパウダーコート》
ダークシルバーメタリックを焼き付けて硬化させ、2コート目に艶消しマットクリアーをパウダーコートです。
艶消し系クリアーも艶加減で数種類ありますが、マットとしては一番艶加減が低いタイプを主に使用します。
《もう一度焼き付けて完成です》
もう一度焼き付けてマットダークシルバーで完成です。
廃油ストーブより濃い目のグレーになりましたかな?