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レイズ セブリング(RAYS SEBRING)ITC ユーロスポーツ(EURO SPORT) 色変え塗装でリフレッシュ

2018年8月27日
レイズ セブリングITCユーロスポーツです。色変え塗装でリフレッシュのご依頼で長野県から入庫いただきました。中古としては当たり前程度の軽いガリ傷程度はありますが、4本セットでご依頼の場合は、多少のガリ傷や曲がりは、ついで作業として修理しますので、特にプラス料金にはしておりません。



◉塗装の剥離&下地処理
剥離槽へ漬け込み塗膜を剥離、残った塗膜をサンドブラスト研磨で隅々まで除去します。
一般的にはこれで塗装の下準備としてはOKですが、当社の場合はここからさらにバレル粗研磨にかけます。
このバレル粗研磨の工程は特別必要な工程ではありませんが、やって良くはなっても悪くなる事はない工程ですので、無条件で全てこの工程は行っております。




◉ガンメタをパウダーコート
1コート目にガンメタグロスP7をパウダーコートします。
レイズと言えば鍛造ですが、このセブリングは鋳造ですので、一応事前に下焼きを行います。
鋳造や腐食がある物をそのままいきなり本番塗装&200℃で焼き付けると、内部から沸きが発生し、塗膜に気泡や染みが出来ますので、本番前に200℃×数十分で下焼きを行います。この下焼きの段階で出る物は出してしまおう、と言う理屈です。
空焼きを行っても沸きが出る物も中にはありますが、空焼きを行わないよりも沸きの発生率はグッと下がります。




◉焼き付け後にリムを切削します
焼き付けてガンメタを一旦硬化させ、アウターリムのガンメタを剥ぎ落としながら切削肌にします。
今回はアルミ削り出しのような鈍い肌ご希望です。鏡面にも出来ますし、もっと目の粗いブラッシュドにも出来ます。お好みの肌で調節可能です。





◉リムにSebringの文字を入れ&パウダーコートクリアー塗装です
元々リムにSebringのロゴが入っていたので、同じくロゴ文字を入れます。
カッティングステッカーでロゴを作って貼り付け後にクリアーで閉じるのが普通の方法ですが、カッティングシートはパウダーコートの焼き温度200℃には耐えられませんので、クリアーはウレタンのクリアーとなります。ウレタン塗装ですと密着性・耐久性が弱いので、それでは本望ではありません。よって、文字はガンコートという薄膜でしかも耐熱性が高い特殊な塗装で入れます。
文字抜きのシートを作ります。



元と同じ位置に貼り付けます。



ガンコートで塗装します。



塗装文字入れ完成。



最後にパウダーコートクリアーを丸塗りします。




◉焼き付けて完成です









ロゴ文字入れはこの方法が一番ベストな方法です。
但し、この方法が取れる物はこの方法にしていますが、場合によりこの方法が取れない物もあります。