ゴールドのBBS LMをパウダーコート再塗装/半艶クリアー仕上げ
4本中1本の修理塗装歴有で、その1本だけ色合いが違うため、今回リフレッシュも兼ねて4本全て再塗装ご依頼で福島県からご依頼いただきました。
パウダーコートのゴールドは何種類かあり、その中からBBS純正ゴールドに近そうなゴールドを選びますが、BBSのゴールドは年式による物なのか、その時のロットによる物なのか、見る度に違って見えるので、ある意味現状のゴールドと全く同じではなくとも違和感は無いのかと思います。
リムもディスクも同色なので、同時進行で進めます。
◉塗装剥離から下地処理です
元々の塗装を剥離、ディスクはブラスト研磨からバレル粗研磨、リムは回転研磨で塗装の下地を作ります。
◉ゴールドをパウダーコートです
1コート目に今回選択のブライトホイールゴールドをパウダーコートです。
焼き付けて一旦硬化させます。
◉クリアーをパウダーコートです。
仕上げのクリアーは、今回、半艶クリアー(ハーフグロスクリアー)を選択されました。
BBS純正ゴールドは艶々ピカピカではなく、半艶位の肌感なので、同じ雰囲気を狙います。
ハーフグロスクリアーは艶加減により、50%グロスのソフトクリアーと、30%グロスのフォッククリアーとの2タイプあり、今回は30%グロスのフォッククリアーを使います。
もう一度焼き付けて半艶ゴールドで完成です。
◉ピアスボルトのブラック塗装です。
ピアスボルトも同じく黒に再塗装します。
ピアスボルトもホイール同様にパウダーコート塗装でも良いのですが、パウダーコートは塗膜が厚いので、ピアスボルトの頭にあるBBSの刻印が埋まりかけてしまうため、薄膜でも強度の高いガンコート塗装を使います。
1本1本ブラスト処理してからガンコートサテンブラック塗装です。
◉組み付けて完成となります。
リムのBBSステッカーは製作&貼り付けです。
ガンコート塗装でBBS刻印もきっちり残ります。