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ハイパーフォージド(HYPER FORGED) HF-C7 20インチ ステンレスブラッシュドへカスタムリメイク

2018年11月14日
ハイパーフォージド HF-C7 20インチです。
現状は、リムはアウター/インナーともに後塗りでのマットブラック、ディスクは純正のブラッシュドにブロンズアルマイトになっています。
これを、リムもディスクも通常のブラッシュドよりも光沢のあるステンレスブラッシュドへリメイクご希望で、兵庫県からご依頼いただきました。




◉インナーリムのグロスブラック塗装
インナーリムはグロスブラックにしますので、元の塗装を剥離し、回転研磨で塗装の下準備をしてからグロスブラックをパウダーコートします。






◉アウターリムのステンレスブラッシュド加工
アウター側に付いたブラックを剥ぎ落としながらまずは普通にブラッシュド肌にし、一手間加えて光沢のあるステンレスブラッシュドにします。最後にクリアーを丸塗りします。





通常のブラッシュドとステンレスブラッシュドの比較です。
光沢感の差が分かるかと思います。
ブラッシュドとポリッシュを合体させたハイブリッド的な感じです。
ブラッシュドとしての王道を求める場合は、ステンレスブラッシュドではなく、通常のブラッシュドをお勧めします。







◉ディスクのステンレスブラッシュド加工
ディスクもリム同様に元々のアルマイトを剥離し、素地に戻してから3Dブラッシュド加工をしてから光沢を出す加工を施してステンレスブラッシュドにします。
仕上げはリム同様にクリアーを丸塗りです。










◉センターキャップのステンレスブラッシュド加工
センターキャップもアルマイトを剥離し、彫文字に色を入れます。HYPERを赤、FORGEDを黒にしました。
表面に付いた色を剥ぎ落としながらブラッシュド加工をしてから、リム、ディスク同様に光沢を出す加工を施してステンレスブラッシュドにします。仕上げはクリアー塗装です。






◉ピアスボルトの塗装
ピアスボルトは黒かな、と思いましたが、お客様のご要望でマットシルバーになりました。
1本1本ブラスト処理をし、ガンコートにてマットシルバー塗装です。
ピアスボルトもパウダーコートでもちろん良いのですが、パウダーコートは塗膜がぶ厚いので、頭のギザギザがやや埋まりかけるのと、刻印があればそれもほぼ埋まります。
ガンコートは、超薄膜ですが、密着性や強度は高いので、状況により使い分けます。





◉組み付けて完成!











ブラッシュドとしては肌感、光沢感は違いますし、ポリッシュとして見てもブラッシュド目があるので違います。詳しくない方が見ると中途半端にも見えてしまうかもしれませんが、詳しい方が見ると「おや?!」と感じると思いますので、対玄人向けの仕上げかと思います。