BMW アルピナ クラシック リフレッシュでシルバーからハイグロスブラックへ色変え塗装
2018年12月3日
BMW アルピナクラシックの純正ホイールです。アルピナはアルピナなので、本来はBMWアルピナとは言いませんね。分かってます。
純正の元々のシルバーが経年でひび割れや艶引け、剥がれ等が出ているので、リフレッシュ再塗装を兼ねてハイグロスブラックへ色変えご希望で兵庫県からご依頼いただきました。
◉塗装の剥離から下地研磨です
輸入車の純正ホイールは剥離槽へ漬けても平均落ちが悪いですが、このアルピナ純正は特に落ちが悪いホイールです。素地の砂肌が結構粗いので、肌の悪さを隠すためにぶ厚く塗装がされているのかな？と思います。
よって剥離には相当手間がかかりますが、いつも通り塗装の剥離、ブラスト研磨からバレル粗研磨で塗装前の下地を作ります。
◉ハイグロスブラック塗装
このホイールは鋳造で、どちらかと言うと鋳造でも材質の悪い部類の鋳造ですので、前もって下焼きを行います。腐食がある物や材質の悪い物を、いきなり塗装＆200℃で焼くと、材質の粗い箇所から沸きが出たりするので、事前に200℃で空焼きする事で、この段階で出る物を出してしまおうというのが下焼きです。
下焼き後にハイグロスブラックをパウダーコートします。
焼き付けて一旦硬化させます。
ハイグロスブラックは1コート仕上げでも十分な光沢はありますが、艶々の黒は洗車しただけで洗車傷が目だったり、良い状態を長く持続させるのは難しいので、対擦性確保の目的でクリアーをオーバーコートします。
クリアーオーバーコートにより、対擦性はもちろん、さらなる深く濃厚なブラックになります。
◉もう一度焼き付けて完成です
