メーカー不明15インチホイール ブラッシュド/キャンディーラズベリーへカスタムリメイク
オーナー様にもお聞きしましたが、オーナー様もメーカー不明との事でした。
現状は、リムはアルマイト、ディスクはブラック/切削になっており、これをリムは鏡面ポリッシュ、ディスクはブラック/ブラッシュド/キャンディーラズベリーへカスタムリメイクご希望で、神奈川県からご依頼いただきました。
旧車系ホイールに良くある構造と同じく、アウターリムとインナーリムでディスクをサンドイッチにし、溶接接合されているタイプで分解は出来ませんので、このまま作業をします。
◉塗装の剥離から下地研磨
リムは一番最後に作業をするのでとりあえずはリムは無視して進めます。
ディスクの塗装を剥離し、ブラスト研磨からバレル粗研磨にかけて塗装の下地を作り、一旦パウダーコートブラック塗装をします。
◉ディスクのブラッシュド加工
焼き付けブラックを硬化させ、天面のブラックを削り落としながらブラッシュド加工をします。
◉キャンディー塗装
キャンディーラズベリーをパウダーコートです。
本来はこのキャンディーでフィニッシュになるので全体に光沢を出すように満遍なく電着させますが、ブラック面に厚く付着すると、ブラックも何となくラズベリーっぽく染まりますので、ブラック面にも特に狙っては付着させないようにします。
焼き付けて一旦硬化させます。
最後にブラック面も均一に光沢を出すためにクリアーを丸塗りします。
もう一度焼き付けてディスクは完成です。
◉リムの鏡面ポリッシュ加工で完成
側面をインナーは付いた塗膜を削り落とす程度の研磨肌、アウターリムも付いた塗膜を削り落としながら研磨をし、バフ磨きまで行いポリッシュにします。
普通はこれでポリッシュとして完成ですが、当社の場合はここからさらにバレル仕上げ研磨にかけて、バフ目や磨き目の無い超鏡面ポリッシュにまでもっていきます。
キャップボルト(ピアスボルト)とナットはステンレス製へ交換しています。
キャップボルトの台座はブラックに再塗装してあります。