トヨタ プリウス装着のハイパーフォージド HF105R 19インチ ブラッシュド/キャンディーカスタム
おそらく後塗りでディスクを塗装されているようで、ピアスボルトも同色で塗りつぶされています。
今回はリフレッシュを兼ねて、ブラッシュド+キャンディーでカスタムご希望で、北海道からご依頼いただきました。
◎インナーリムのブラック塗装
ハイパーフォージドのリムはワークリムですので、アウターリムとインナーリムは溶接接合されています。
そのためアウターも付いたまま作業を進めます。
回転研磨で塗装の下地を作り、グロスブラックをパウダーコートです。
''◎アウターリムのポリッシュ+クリアー
インナーリムのグロスブラックを焼き付けて硬化させ、アウターリムの磨き→バフ磨きでポリッシュにします。普通はこれでポリッシュとして完成ですが、当社ではここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目や光沢ムラのない綺麗な鏡面にまでもっていきます。
最後にパウダーコートクリアー丸塗りです。
◎ディスクのブラッシュド加工
ディスクは元の塗装を剥離、ブラスト研磨後にバレル粗研磨にかけて、まずは素地を整えます。
ブラッシュドはウインドウ(スポーク間)もブラッシュドにする3Dブラッシュドと、ウインドウはブラッシュド以外にする2Dブラッシュドとがあり、それぞれで金額が変わります。
ウインドウをどうするかは、ユーザー様のご予算や完成イメージを元にご相談しながら決めていきます。今回は鈍いアルミ素地色にするウェットショット肌にする事になりました。
先にウインドウのウェットショット加工を済ませてから、表面天面をブラッシュド加工します。
◎ディスクのキャンディー塗装
今回のキャンディーはフールズペニーです。
フールズペニーは薄いローズゴールド?のような色合いで、透過性も良いのでベースのブラッシュドも良く見え、私個人的にも好きなキャンディーです。
焼付けて一旦硬化させ、さらにクリアーをオーバーコートします。
キャンディー=カラークリアーなので、基本クリアーのオーバーコートは必要ありませんが、クリアーをオーバーコートする事で、さらなる光沢と、厚いガラスを張ったような濃厚な膜になります。
*キャンディーに対するクリアーオーバーコートはオプション料金です。
◎組付けて完成です
塗装されていたピアスボルトは、剥離をして、元々の綺麗なクロームメッキに戻しました。