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BMW X6 アクティブハイブリッド純正ホイール 薄いブルーメタリックへ色変え塗装

2019年4月27日
BMW X6 アクティブハイブリッド純正20インチです。
元々は純正のシルバーで、薄いブルーメタリックへ色変えご希望で、青森県からご依頼いただきました。
輸入車純正ホイールは平均重たいですが、今回のこのデザインでご想像の通り、かなりのヘビー級です。今まで経験してきた中では最重量クラスと思います。
ちなみに重量を量ると、フロント10.0jは約20キロ、リア11.0jは約22キロでした。
これだけ重いと、加速性能や燃費にも影響するでしょう。
聞いた話では、バネ下重量を重くすると、サスペンションが良い仕事をする、と言う。だから高級輸入車純正ホイールは重たい、と。




◎塗装剥離から下地研磨
剥離層へ漬け込み大まかに剥離し、サンドブラスト研磨で隅まで除去、さらにバレル粗研磨で表面を整えます。
鋳造や腐食がある物をそのままいきなり本番塗装&200℃で焼き付けると、鋳造巣穴や腐食箇所から沸きが発生し、塗膜に気泡や染みを作りますので、本番前に200℃×数十分で下焼きを行います。この下焼きの段階で出る物を出してしまおう、と言う理屈です。下焼きを行っても沸きが出る物も中にはありますが、下焼きを行わないよりも沸きの発生率はグッと下がります。
今回は特に腐食は有りませんでしたが、純正と言っても鋳造は鋳造ですので、一応下焼きを行います。




◎ブルーメタリックパウダーコート
極薄いブルーメタリックご希望で、何色か候補を取り寄せ、サンプルへ試塗装し、画像をみていただいてこのカラーに決まりました。
カラー名「メルセデスブルー」と言う、極薄ブルーのメタリックです。



焼付けて一旦硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートします。





◎もう一度焼き付けて完成です
パウダーコートの焼付け温度×時間は、例えば180℃×20分、のようになっています。
これは母材(ホイール)温度が180℃に達してから20分維持と言う意味ですので、焼付け窯の表示温度が180℃になったからと言って、母材(ホイール)自体の温度は追随はしてきません。
ましてや今回のような質量の大きい物は、180℃設定では母材(ホイール)は180℃には届きませんので、そこは経験を駆使し逆算し、設定温度×時間を変えながら行います。








綺麗なライトブルーメタリックです。
これにタイヤを組付けての発送ですので、軽く30キロオーバーになりますね。