BBS RS バレル研磨ポリッシュ加工+リム交換リバレルで16インチから17インチ化
リムが届くまでにしばらくかかりますので、先にディスクのポリッシュ加工を進めておきます。
◎塗装剥離→下地研磨→バレル研磨
まずは元の塗装を剥離、サンドブラスト研磨を済ませます。
その後は、エアーツールを使いながらハンド研磨を行います。
バレル研磨には、ウインドウ(メッシュ間)も下研磨をする2Dバレルと、ウインドウは下研磨を施さない3Dとがあり、もちろん下研磨を入れた方がウインドウ内も鏡面になります。
特に今回のBBS RSのような細かい形状の物は、2Dバレルと3Dバレルでは費用がかなり変わりますし、BBS RSですとあえて3Dバレルにせずとも2Dバレルでもウインドウ内もついでにそこそこ光りますので、2Dバレルにすることが多いですが、今回は拘りの3Dバレルです。
ウインドウ内もしっかり下研磨を施します。
下研磨後にバレル粗研磨に投入します。
満を持してバレル仕上げ研磨に投入です。
下研磨やバレル粗研磨の段階で手抜きがあれば、作業を戻って繰り返す必要がありますが、下研磨、バレル粗研磨の段階で手抜きが無ければ、1発でここまで光ります。
当然ワッフルプレートもポリッシュにしますので、同時進行で行います。
ディスク、ワッフルプレートはクリアーご希望でしたので、クリアーをパウダーコートです。
クリアーと言えども塗膜分僅かな濁りは出ますので、鏡面の輝きを重視される場合はクリアー無しの方が美しいです。ただし、保護膜が無いので、徐々に酸化白ボケしますので、手磨きしながら維持する事が必要です。
今回のBBS RSのようなデザインで平面の面積が小さいデザインはクリアー塗装による塗膜の濁りもほぼ分からないので、このような形状の物だとクリアー塗装をしても、濁りはあまり気にならないかもしれません。
ポリッシュに対してのクリアー有り無しはどちらも一長一短ありますので、都度ご相談しながら決めるようにしています。
◎ハブ径&PCD加工
今回はハブ径加工とPCD加工も行います。
ハブ径は66→72.5へ拡大、PCDは現在が114.3/5穴で、現在の穴の間に新規で120/5穴を開けます。
新規穴開けの場合は、パッド面(裏面)が平面であるタイプに限ります。
平面ではない凹タイプは、凹がフラットになるまでスライスする必要があるので、その分オフセットが変わります。今回は元々がフラットでしたので、スライスの必要なくそのまま新規穴開けが可能でした。
◎ピアスボルト再メッキ加工
ピアスボルトは洗浄では綺麗になりませんでしたので、再メッキご希望いただきました。
◎リムの到着です
リムはもちろん新品ですが、バフ目や擦れ跡などありますので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面にします。アウターリムは鏡面輝き重視でクリアー無しです。
インナーリムはブラックにします。
脱脂洗浄をしてからブラックをパウダーコートです。
◎組付けて完成です