アスカF1スポーツ14インチ フルオーバーホール+リム交換リバレル
ボルクフィンとそっくりで、ディスク寸法、リムボアともにボルクフィンと同じなので、ボルクのOEMか何かでしょうかね?
フルオーバーホールと同時に、アウターリム交換リバレルで今よりも太くとのご希望で北海道からご依頼いただきました。
リムは発注から入荷までにかなり時間がかかりますので、その間で出来る事を進めておきます。
◎ディスクの再塗装
ディスクは元の塗装を剥離し、サンドブラスト研磨後にバレル粗研磨で塗装の下地を作ります。
1コート目にセンター中心にブラックをパウダーコートし、焼付けて一旦ブラックを硬化させます。
センター部分をマスキングで隠し、2コート目、シルバーをパウダーコートします。
パウダーコートは粉末顔料の電着塗装なので、細かなマスキングは出来ませんが、このような大まかでさほど精度を要さない場合は可能です。
もう一度焼き付けて完成です。
センター部分にある、刻印の表面のブラックを削り落として文字を浮かせます。
◎インナーリムの研磨&クリアー塗装
このホイールは、アウターリムとインナーリムが溶接接合されているタイプでしたので、溶接部分を旋盤でカットして切り離します。
アウターは使わないので破棄です。
インナーは再使用しますので、回転研磨で切削研磨肌にしてからクリアーをパウダーコートです。
◎アウターリム入荷
リバレルリムは日本代理店経由で海外に発注します。
ベースの部材在庫がある物に関しては早ければ1ヵ月程で届きますが、部材が無い物に関しては遅い時ですと2ヵ月、3ヵ月、中にはそれ以上持たさせる事もあります。
今回は、発注が3月の中旬位で、入荷が6月最初でしたので、約2ヵ月半程かかりました。
アウターリムは、フロント用が4.0j、リア用が4.5jです。
もちろん新品で、バフ磨きの状態で届きますが、バフ目や擦れ跡等があるため、自社にてバレル仕上げ研磨にかけて、綺麗な鏡面にします。
◎組付けて完成です
■リバレル前と後でのサイズのおさらい
・リム交換前
アウター2.5+インナー4.0の6.5jオフセット+8
・リム交換後
フロント用 アウター4.0+インナー4.0の8.0jオフセット-11
リア用 アウター4.5+インナー4.0の8.5jオフセット-17.5