ファブレス ヴァローネ ハイエース用20インチホイール 白錆び修理でブラッシュドへリメイク
元々は、ウインドウ(スポーク間)はブラック塗装、表面は旋盤切削ポリッシュのダイヤモンドカットにクリアー塗装です。
切削ポリッシュのような素地仕上げに対してウレタン塗装のクリアーは弱く、エッヂの効いた角付近は特に塗膜の乗りが薄いので、そういう個所から水分が混入し、白錆びが発生してきます。
これは、素地肌+クリアー塗装仕上げの宿命でもあります。
今回は特にカスタムリメイクではなく、出来るだけオリジナル現状に近い形で、なを且つ今後白錆び発生を出来るだけ起きにくくすべく、ブラッシュド+パウダーコートクリアーでリメイクご希望で、北海道よりご依頼いただきました。
旋盤切削ポリッシュのダイヤモンドカットに対してはウレタン塗装のクリアーになりますが、ブラッシュドにすると丈夫なパウダーコートクリアーが使えます。
◎塗装の剥離から塗装の下地を作ります
元の塗装を剥離、サンドブラスト研磨からバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。
まずは、ブラックをパウダーコートします。
天面は後でブラッシュド加工と同時に削り落としますが、その時の負担を軽減するために、大まかにマスキングをします。
◎ブラッシュド加工+クリアー塗装
焼付けてブラックを硬化させ、表面天面のブラックを削り落としながらブラッシュド目を入れます。
最後にパウダーコートクリアーを丸塗りです。
◎もう一度焼き付けて完成です
パウダーコートはウレタン塗装にと比べ、塗膜も何倍も厚く丈夫です。だからと言って一生白錆びは出ないという事ではありませんが、今までに比べると数倍長持ちするはずです。