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BBS LM 19インチ パウダーコートでのDS-SLDでリフレッシュリメイク

2019年8月12日
BBS LMの19インチです。
現状ディスクは普通のシルバーのタイプで、これをリフレッシュを兼ねてDS-SLDへリメイクご希望で京都府からご依頼いただきました。
全体的に劣化や傷みはありますが、曲がりやガリ傷、修理歴も無いので、リメイクベースとしては良いと言えます。




◎インナーリムのシルバー塗装/アウターリムのポリッシュ加工
元の塗装を剥離し、回転研磨で塗装の下地を整え、シルバーをパウダーコートです。




焼付けをしシルバーを硬化させ、アウターリムのポリッシュ加工です。
オリジナルのアウターリムは旋盤切削でのポリッシュのダイヤモンドカットになっています。同じくダイヤモンドカット仕上げも出来ますが、ダイヤモンドカット面に対してのクリアーは溶剤ウレタン塗装のクリアーになるため、クリアーの密着性や耐久性は高くありません。
一方、鏡面ポリッシュ仕上げや回転研磨で疑似ラインを入れてダイヤモンドカット風の仕上げの場合は、丈夫なパウダーコートクリアーが使えます。
今回は、回転研磨で疑似ラインを入れるダイヤモンドカット風仕上げ+パウダーコートクリアーにしました。




最後にパウダーコートクリアーを丸塗りします。




◎ディスクのDS塗装
少し前まではDSK-Pと呼ばれていましたが、今は呼び方が変わりDS-SLDと言う名称になっています。
DSK、DSはハイパーシルバーの事で、ハイパーシルバーはその物ズバリ表現の場合は溶剤ウレタン塗装になりますが、リムのクリアーと同じく溶剤ウレタン塗装でのハイパーシルバー塗装は、密着性が乏しいため、ちょっとした事で剥がれ易いです。
パウダーコートでの似た感じで可能ですので、今回は丈夫なパウダーコートでのハイパーシルバーにする事になりました。
元の塗装を剥離、サンドブラスト研磨からさらにバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作り、1コート目にパウダーコートハイパーシルバー塗装です。




焼付けて一旦硬化させ、2コート目にパウダーコートクリアーをオーバーコートします。




もう一度焼き付けてディスクのパウダーコート盤DS完成。




◎ピアスボルトのメッキ加工
ピアスボルトは元々は黒でしたが、DSやDBのピアスボルトはメッキですので、同じくメッキ加工をします。




◎組付けて完成です
センターキャップはレッドのタイプをメーカー取り寄せです。