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ファブレス パンデミック 15インチ6穴ホイール ブラッシュド+キャンディー塗装カスタム

2019年9月1日
ファブレスパンデミックの15インチ6穴ホイールです。
元々はブラックで、ガリ傷や曲がり等の破損はありませんが、センター付近の腐食がかなり酷い状態です。
これをブラッシュド+キャンディー塗装でカスタムご希望で、埼玉県よりご依頼いただきました。
キャンディーは、キャンディーフールズペニーとピンクゴールドの2色で、2本ずつ色違いにします。




◎塗装剥離からブラッシュド加工
元の塗装を剥離、サンドブラスト研磨まで済ませます。
ブラッシュドは、ウインドウ(スポーク間)もブラッシュドにする3Dブラッシュド、ウインドウはブラッシュドにせずに以外の仕上げにする2Dブラッシュドとがあり、両者で金額は変わります。
どちらが良い悪いではなく、ユーザー様のイメージ、ご希望、ご予算等を加味しながらご相談して決めます。
今回は、ウインドウはウェットショット肌での2Dブラッシュドになりました。
ウェットショット肌は、キッチンホイルの艶の無い面のような肌・光沢になる加工です。





腐食の激しかったセンター付近は、極僅かに腐食侵食跡が残りました。
少し黒くモヤモヤっと見える部分がそうです。




◎キャンディーパウダーコート
キャンディーは、2本ずつで色分けし、フールズペニーとピンクゴールドを使います。
キャンディーフールズペニーをパウダーコート。



キャンディーピンクゴールドをパウダーコート。



焼付け硬化させ、クリアーをオーバーコートします。
キャンディー=カラークリアーですので、必ずしもクリアーのオーバーコートは必要ありませんが、ご希望によりプラス料金にてクリアーのオーバーコートは可能です。
クリアーをオーバーコートする事により、さらなる膜厚な光沢になり、まさしく表面にガラスを張ったような光沢感になります。





◎もう一度焼き付けて完成となります











元々センター付近の腐食が激しかったので、十分に下焼きを施してからの塗装にしました。
鋳造や腐食がある物をそのままいきなり本番塗装&200℃で焼き付けると、鋳造巣穴や腐食箇所から沸きが発生し、塗膜に気泡や染みを作りますので、本番前に200℃×数十分で下焼きを行います。この下焼きの段階で出る物を出してしまおう、と言う理屈です。下焼きを行っても沸きが出る物も中にはありますが、下焼きを行わないよりも沸きの発生率はグッと下がります。
その結果極部分的に、極僅かに沸きは出ましたが、針の先程で済んだためほとんど目立たずに済みました。
元の腐食の状態を考えるとこの程度で済んだ事が奇跡的と思います。