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OZシグナス18インチ リム交換サイズアップ+PCD加工+キャンディーカスタム

2019年9月3日
OZシグナス18インチです。
このOZかなり希少だと思いますが、皆さんご存知ですか?
国内には無いか、有っても何セットも無いと思います。
この超希少なOZシグナスを、リム交換(リバレル)を兼ねて、再塗装でカスタムリメイクご希望で北海道よりご依頼いただきました。
リバレルリムは発注から入荷までに時間がかかるので、先に発注をしておき、届くまでに他の作業を進めます。




◎120→114.3へPCD加工
元々がPCD120だったので、国産車に履けるように、114.3へPCD加工をします。
ナットホールはセンタープレート(センターキャップ)で塞がるタイプですので、今の穴と穴の間に新規で114.3/5穴を開けても良いのですが、バックパットが逃げのあるタイプは、新規の穴が逃げの凹の位置に開く事になるので新規穴開けはNGです。



このホイールは逃げの凹があるタイプなので新規穴開けはNGでスライドブッシュ式で加工します。
120→114.3なので差が5.7㎜、PCD差にして2.85㎜なので、今のPCD120の穴の中心を内側へ2.85㎜移動させた位置へテーパーブッシュを埋め込みます。



表から見るとこんな感じです。




◎ディスクの塗装
ディスクは2本づつで色を変えます。
2本は純正と同じくシルバー、もう2本はグロスブラックにします。
元の塗装を剥離し、サンドブラスト研磨後にさらにバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。
センタープレートも同時に進めます。




シルバーとグロスブラックをパウダーコートします。




一旦焼き付け硬化後に、クリアーをオーバーコートします。
グロスブラックのセンターキャップの堀ロゴはゴールドの色を入れます。






もう一度焼き付けてディスク完成です。





◎リバレルリムの入荷です
リア用のインナー4.0インチ



リア用のアウター5.5インチ



フロント用リムは、昨年当社でリバレルさせていただいたOZフッツーラ 18インチ リム交換(リバレル)+バレル研磨ポリッシュでフルカスタムのリムを移植する事になりました。
フロント用アウターが4.0インチ、インナーが4.5インチです。


◎インナーリムのグロスブラック塗装
インナーリムは4本ともグロスブラックに塗装します。
交換するリバレルリムは新品ですので脱脂洗浄、フッツーラからの移植リムは回転研磨で塗装の下地を作り、グロスブラックをパウダーコートします。






◎アウターリムのポリッシュ+キャンディーゴールド
ディスクシルバーに組むインナーリムはグロスブラック、アウターリムは鏡面ポリッシュで輝き重視のクリアーレスです。
ディスクグロスブラックに組むインナーリムもアウターリムも、鏡面ポリッシュ+キャンディーゴールドにします。
回転研磨、バフ磨きでポリッシュにします。通常はこれでポリッシュとして完成ですが、当社の場合はここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目やムラの無い綺麗な鏡面ポリッシュまでもっていきます。
キャンディーゴールドはTransparentゴールドを使います。
キャンディーゴールドとしては最も基本的なキャンディーゴールドです。







◎ピアスボルトのキャンディーゴールド塗装
ディスクシルバーに使うピアスボルトは純正のクロームのまま、ディスクグロスブラックに使うピアスボルトはクロームをベースにキャンディーゴールドパウダーコート塗装で、ゴールドメッキ調にします。






◎ドーナツプレート製作
センタープレートにはカーボンプレートが付きますが、ディスクシルバーには普通通りにカーボンの物を使います。ディスクグロスブラックの方には、アルミ板をドーナツ状にレーザーカットし、それを鏡面に磨きキャンディーゴールド塗装にした物を付けます。







◎組付けて完成です
長い道のりでしたが、ようやく全て完了し、組付けをして完成です。














◎サイズのおさらい
〜リバレル前のサイズ〜
・フロント用 8.5j +13 (アウター2.5+インナー6.0)
・リア用   10.0j +19 (アウター3.0+インナー7.0)

〜リバレル後のサイズ〜
・フロント用 8.5j (アウター4.0+インナー4.5)オフセット計算上約-25(25.1)
・リア用  9.5j (アウター5.5+アウター4.0) オフセット計算上約-51(50.85)